お酒の中でも体に良いとされるワイン。
良く肉には赤ワイン、魚には白ワインなんて話もありますよね。
では白ワインと赤ワインのどちらが健康に優れているのか…?ってことでその辺を調べた研究を見ていきましょう。



白ワインと赤ワインはどちらが健康に優れているのか…?

2003年のタフツ大学の研究によると、白ワインと赤ワインに含まれるポリフェノールについて調べてみたそうです。
ご存知の方も多いようにワインにはアントシアニンやプロアントシアニジンといったポリフェノールが多く含まれておりまして、これらは高い抗酸化力を持っております。
では、白ワインと赤ワインではどちらが優れているのか…?ってことで今回調べてみることにしたんだとか。
実験では以下の3つのワインを用意し、それぞれのポリフェノール含有量を調べてみたらしい。

  1. 白ワイン
  2. 赤ワイン
  3. ハイブッシュブルーベリーワイン

早速結果を見てみますと、

  • 赤ワインのポリフェノール含有量:177.18±96.06mg/L
  • 白ワインのポリフェノール含有量:8.75±4.53mg/L

って感じ。赤ワインの圧勝ですな。
また適量と言われる1日1杯(約140mL)から得られる抗酸化物質の量は、

  • 赤ワイン:2.04±0.81mmol
  • 白ワイン:0.47±0.15mmol
  • ハイブッシュブルーベリーワイン:2.42±0.88mmol

とのこと。
赤ワインは白ワインの約4倍なんですね。それと抗酸化物質の塊みたいなブルーベリーはここでもやっぱ強いですな。



個人的考察

コーヒーの記事で紹介した研究でも、ワインは抗酸化物質が多く抗酸化作用も強い…!ってあったし、

でも少量のワイン(1日1杯まで)なら飲んでOKって感じだったのでやはりお酒の中では健康に良いんでしょうな。但し、お酒はポリフェノールのメリットよりもアルコールのデメリットの方が上回ってしまうのが難点なんですよね…。
それと片頭痛にお悩みの方も避けた方が良いかもしれません。
まぁ私はこの結果を見て、普通にブルーベリーやブドウを食べようと思いましたね。



参考文献