障がい種別ごとの基本を抑えよう! その2「身体障がい:視覚障がい」
「障がい種別ごとに基本の抑えよう!」シリーズの続きです。
視覚障がい(視覚障害)ってなに…?
視覚障がいとは、視力と視野に一定以上の障がいがあることを言います。もうちょい詳しく見てみると、
- 視力:目に映る形の識別機能
- 視野:目に映る物の見える範囲
- 色覚:色の識別機能
- 光覚:光の程度を感じる機能
に何らかの障がいがある場合を言うんですな。
因みに視力には裸眼視力と矯正視力(眼鏡やコンタクトをつけるなど)がありますが、視覚障がいの方は、この矯正をしても視力や視野に問題が残る、効果が低く、回復も期待できないって感じです。
全盲と弱視(ロービジョン)ってなに…?
視覚障がいについて、まず押さえておきたいのが全盲と弱視です。それぞれについては以下な感じとなっております。
- 全盲とは、視力がゼロで、光覚もない状態の事を言う。
- 弱視とは、視力又は光覚があるが日常生活に支障をきたす状態の事を言う。また、視野や色覚の異常がある場合もある。全体がぼやける、一部が見えない、中心が見えない、眼球が揺れて見えにくい、暗いところだと見えにくい、まぶしくて見えにくいなどがある。
これらの原因は多岐にわたりまして、先天的な物から後天的な物までございます。
特に後天的な原因は様々ありまして、一般的な加齢によるものから、病気、事故による場合もあったりします。
そして病気だと、緑内障や白内障、網膜色素変性症、黄斑変性(加齢黄斑変性を含む)、糖尿病網膜症、視神経萎縮、網膜剥離なんかが考えられるんですな。
視野・色覚・光覚の障がい
そもそも視野とは、正面の1点を見つめつつ、目を動かさないで見える範囲のことを言います。この状態で問題が起きることが視野の障がい特性なんですな。そしてこれにはいくつかの種類がございます。バーッと見ていくと以下な感じ。
- 視野狭窄:視野の中心部しか見えない、視野が狭いって感じでして、全体を見ることが出来ないので本や画面の端の文字に気づかないことや道端で横から車が来ていることに気づけないことがあったりする。
- 中心暗転:視野の中心部分が見えない感じ。見たいものが見えづらいので読んだりするのが困難となる。
- 視野の一部が見えるが気づけない:視野には入っているけど、脳機能により注意が行かない、結果気づけないって感じ。代表的な物としては半側空間無視。本や画面の端の文字に気づかないことや道端で横から車が来ていることに気づけないことがあったりする。
次に色覚と光覚の障がいを見てみましょう。
- 色覚の障がいは特定の色が別の色に見えたりするって感じで、色の判別が必要な場合は注意が必要。
- 光覚の障がいは、明るいとまぶしすぎて見えない、暗いと暗すぎて見えないって感じで、
- どちらもその時に物が見えづらくなります。この時に文字が読めない、電柱があるのに気づけないみたいなパターンがあるので注意が必要。
視覚障がいといっても実に多種多様だと感じますよね。
障がい特性を踏まえた支援方法
上記で見た通り、視覚障がいといっても、色々ありますんで、自ずと障がい特性を踏まえた支援方法も変わります。ここでは主だったものをバーッと書いておきます。
- 自力通勤できるか確認し、必要に応じて送迎を行う。
- 盲導犬や白杖の使用について確認しておく。
- 出退勤時、見えづらい時間帯ではないかも注意する。
- 事業所内はなるべく段差をなくし、下に物を置かないよう努めていく。
- 通路は分かりやすいシンプルな形で、基本変えない方が良い。
- 音が聞き取りやすいようになるべく静かな場所・席にする。
- コミュニケーションは、音を中心に行ったり、メールなどの文章を介して行う。
- 併せて、読み上げアプリや拡大表示などもうまく使っていく。
- もちろん点字や拡大鏡も有効。
- カラーではなく、あえてモノクロや白黒反転にすることも有効。
個人的考察
是非、支援のご参考にしてくださいませ。
