当ブログでは、運動の記事をたくさん書いております。
言わずもがな、運動が心身の健康にとって重要なのは間違いないでしょう。但し、どの運動をどれぐらいやれば良いのか…?ってのは、なかなかはっきりした答えが出ていなかったりもします。
そこで参考になるのが狩猟採集民の活動(運動)です。ヒトの遺伝子は狩猟採集民の時代に適応できるよう進化してきまして、今もほぼそのままとなっているんですな。
そのため、狩猟採集民の運動を知ることは、非常に参考になるんですよ。
ということで今回からこの辺を見ていきます。



21世紀に狩猟採集民並みの体力を手に入れる方法について先行研究結果を見直ししてみた…!

2010年のミッドアメリカ心臓研究所のレビュー論文によると、21世紀に狩猟採集民並みの体力を手に入れる方法について先行研究結果を見直ししてみたそうです。
なんでも約240万年前のヒト属の出現以来、私たちの祖先は約8万4000世代にわたって狩猟採集民として生活してきたとのこと。そして狩猟採集民として生きるため、食料や水の確保、社会的な交流、獣から逃げる、住居や衣服の維持といった活動に、毎日大量のエネルギーを消費する必要があったんだとか。この生活様式は私たちが遺伝的に適応している運動パターンと考えられるらしい。
んがしかし、農業革命(350世代前)、産業革命(7世代前)、デジタル時代(2世代前)により、人類の運動頻度は大幅に減りました。一方で上記の通り、途方もない長い年月により遺伝子に備わった必要運動量は基本的に石器時代の祖先と変わらず今も残っております。このズレが心身の健康リスクになっていると思われるとのこと。
そのため、一般的な狩猟採集民の身体活動パターンを理解し、実践することは、理想的な運動モデルになると思われるそうです。


理想的な身体活動パターンとは何か…?

様々運動研究により、狩猟採集民スタイルの身体活動パターンは健康上のメリットが多いと思われるそうです。
具体的なポイントをバーッと挙げていくと以下のようになるんだとか。

  • 運動のメリットの多くは低~中程度の運動レベルで得られることを示している…!
  • 例えば、週32kmのランニングは週19kmのウォーキングよりもメタボ対策として統計的に有意ではなかった…!
  • 一方で、過体重・肥満の人がダイエットの成功・維持をするためには、最低1日45分、場合によっては1日90分の身体活動を毎日する必要があった…!
  • 有酸素運動+筋トレは、どちらか一方だけを行うよりも、2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善する上で優れていた…!
  • HIITのような運動は、一般的な有酸素運動よりも、体重減少と糖代謝にプラスの影響をもたらしていた…!
  • 屋外での運動は屋内での運動よりもビタミンDの合成や精神的ストレスにプラスの影響をもたらしていた…!

これらは傍証って感じですが、確かに狩猟採集民の運動を真似ると上記のメリットを受けられそうですよね。例えば、狩猟採集の為に基本歩く・小走りが多いこと、時に獲物を追いかけ、時に天敵から逃げるために全力を使うこと、当然外での活動がメインであることなんかを踏まえると納得かと…。



個人的考察

今回はここまで。



参考文献

最後にご紹介します。