【加筆内容】不安や心配事が実際に起こる確率ってどうなの?仮に起こった場合って思った通りだったの?
まぁ、日常生活を過ごしていたら、当然ありますでしょうし、仕事なんかしているとそんな事ばっかな気もしますよね…。
では、実際、不安や心配事ってどれぐらいの確率で起きるんでしょうか…?そして起きちゃった場合、不安や心配していた通りだったのか、思った以上に良かったのか、悪かったのか…。
不安や心配事の91.4%は起こらない…!仮に起こってもその30%はたいしたことなく終わる…!
2019年のペンシルベニア州立大学の研究によると、不安や心配事の実現率について調べてみたそうです。
そもそも不安や心配事は誰もが持つ一般的な事です。しかし、この不安や心配が実際に起こるのか、どれぐらい起こるのかを調べた研究はあんまないみたいなんですな。そこで今回調べてみることにしたとのこと。
因みに全般性不安障害(GAD)ってのは、不安や心配が、しばしば非現実的な内容を含む認知として起こる精神障がいのことを言います。
例えば、起こりそうもないような不安や心配について考えてしまい、その不安や心配について不安や心配になる、みたいな感じで雪だるま式に大きくなってしまうんですよ。また、不合理や大げさにネガティブな未来の出来事を常に予想したりとかもあります。
例えば、起こりそうもないような不安や心配について考えてしまい、その不安や心配について不安や心配になる、みたいな感じで雪だるま式に大きくなってしまうんですよ。また、不合理や大げさにネガティブな未来の出来事を常に予想したりとかもあります。
この参加者たちに10日間以下のことを頼んだんだとか。
- 毎日個人スマホにテキストメッセージをランダムに送った。頻度は1日4回で、4つの時間帯(8~12時、12~15時、15~18時、18~21時)に送った。
- テキストメッセージが来たら、紙の日記帳に不安や心配事について書いてもらった。この不安や心配事は2時間以内に発生したものを書いてもらった。
- 毎日22時にその日書いた紙の日記帳の内容を研究者に送ってもらった。
- 併せて、1日を通して各心配事に費やした時間も書いてもらったり、これまでに記録した全ての不安や心配事を見直しし、それらがどうなったか、恐れていた結果が現実になったかどうかも書いてもらったり、現実となった場合、その結果が予想通りだったか、予想より悪かったか、予想より良かったかも評価してもらった。
かなり細かく不安や心配について追跡調査を行ったみたいですね~。
また、この研究ではフォローアップも行っておりまして、
- 上記10日間の最終日から20日後に、再び参加者全員に日記の全内容を見てもらった
- その上で、参加者は再び各項目を確認し、過去20日間に不安や心配事が現実になったかどうか、また、予想通りだったか、予想より悪かったか、予想より良かったかなどを答えた
とのこと。
最後に集まったデータを統計処理してみたそうです。
それでは気になる結果を見てみましょう。
- 全体の平均の場合、全ての不安・心配事の91.39%は実際に起こらなかった…!
- 中央値の場合、全ての不安・心配事の93.50%は実際に起こらなかった…!
- 全体の平均で見てみると、不安・心配事の8.61%は現実に起こっていたが、その現実になった全ての不安・心配事のうち、30.10%は予想よりも良い結果になったと評価していた…!
- 不安・心配事が現実とならなかった割合が高い人ほど、治療後の不安症状が有意に低下し、症状軽減も大きくなった…!
つまり、不安や心配事の91.4%が起こらず、ほとんど取り越し苦労だったと。しかも仮に不安・心配事の8.6%を引き当て、現実になったとしてもその30%はたいしたことなく終わったと。こう見ると、ほんと不安や心配って当てにならないし、気にするだけムダって感じですね~。
因みに全般性不安障害の方の不安や心配のデータ取りの結果が結構すごくて、
- 一人当たりの不安・心配の平均数はかなり高く、繰り返される不安や心配を除いて(つまり新規の不安や心配の数は)、10日間で平均34.30個もあった。範囲は12.50個から100.50個であり、最も多い人の数は100個を超えていた
- 治療のごく初期(最初の2日間)における、不安・心配事の平均苦痛評価は4.51(中程度から高い)だった
- 不安や心配は参加者の思考時間の大部分を占めていた(つまり脳のキャパシティのほとんどを使っており、脳機能が落ちていた)。個々の不安・心配は、平均して過去2時間のうち43.12%、1日全体のうち25.88%を使っていた(つまり2時間のうち50分ぐらい、1日の約4分の1を不安や心配事に費やしていた)
って感じ。
たしかにこんなに不安や心配事ばっか考えていたら疲れますな…。
個人的考察
それでもついつい不安や心配ばかりしちゃう…!って方の為に研究者は以下の対策をおすすめしておりました。
それと個人的には、不安や心配も大事だよな~という考えがありまして、活かす方向で持っていくようにしております。
- 不安や心配が非現実的で、起こりそうもなく、役に立たないという証拠に注意を向けさせる。
- リラクゼーション法を行う。
- アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を行う。
- マインドフルネス瞑想を行う。
詳しくは、
あたりをご覧いただくとよろしいかと思います。
