先週の続きです。
今回は、2006年にアムステルダム自由大学が発表した、問題解決技法はうつ病に効果的なのかのRCTのメタ分析を見てみます。



問題解決技法はうつ病に効果的なのかRCTのメタ分析を行ってみた…!

2006年のアムステルダム自由大学の研究によると、問題解決技法はうつ病に効果的なのかRCTのメタ分析を行ってみたそうです。
そもそも問題解決技法の効果はRCTで調べられていたものの、その効果をより詳しく調べられるメタ分析は行われていなかったんだとか。そこで今回行ってみることにしたみたい。
まず研究者たちは、1966年から2005年3月までに発表された該当研究をPubMed、PsycINFO、Embase、コクランで検索してみたそうな。
すると、

  • PubMed:1,224件
  • PsycINFO:1,336件
  • Embase:1,118件
  • コクラン:1,500件

の合計5,178件研究がヒットしたらしい。
次にこれらの研究を基準に従い精査していったそうな。
最終的に選ばれたRCTは13件でして、サンプル数は、

  • 総サンプル数:1,133人
  • 問題解決技法グループ:588人
  • 対照グループ:545人

って感じだったみたい。
んでまず大きな結論からなんですが、

  • ほとんどの研究で、問題解決技法はうつ病にプラスの効果をもたらしていた…!
  • 効果量は中程度から大きな効果だった(固定効果モデルd=0.34、ランダム効果モデルd=0.83)

とのこと。
これはなかなか良い感じですね~。
んがしかし、ここから残念なお知らせがありまして、研究者によれば、

  • 非常に高い異質性が見られ(効果は研究によって大きく異なり)、効果量がゼロ未満ってのもあれば超高いってもの(d=3よりも大きい)もあった…。

とのこと。
つまり、効果があるのは間違いなさそうなものの、それが他の方法よりも優れているのか…?どれぐらいのものなのか…?うつ病の重症度によって変わるのか…?などは分からないみたい。



個人的考察

とりあえず問題解決技法の効果はありそうなんで、やって損はないかと思いました。



参考文献