「認知行動療法の共通基盤マニュアル」のポイントを抑えよう!その8「行動活性化と行動実験」
行動活性化
行動活性化とは、行動することによって気分の改善を図るテクニックのことを言う。具体的には、活動記録表を使い、日々の行動パターンを把握したうえで、うつ行動を減らし、楽しみや達成感を感じられる行動を増やしていく。活動記録表とその記入例は下記となる。
更に詳しくは、
- 認知行動療法を簡単に知りたい人におすすめな認知行動療法マップ(CBTマップ)を紹介するよー
- 行動を変えることで精神面も変わる行動活性化療法(BA)入門
- 認知行動療法を一から学ぼう!その9「臨床行動分析と行動活性化療法」
をご覧ください。
行動実験
行動実験とは、実際にやってみて(行動してみて)確かめるテクニックのことを言う。つまり、仮説検証ってことですね。例えば、
- パニック障害の方が、電車内でうずくまった時に「周囲に変な人と思われる」、「心配してくれる」という2つの可能性を考えたが、どちらの考えが妥当か分からなかった
- そこで、電車の中で苦しそうにうずくまっている人を見かけたらどう考えるか、友人10人に質問してみた
- 結果、10人とも「体調が悪いのかな」、「大丈夫かな」と心配すると考え、変な人と思う人は一人もいなかった
のような形です。
個人的考察
以上「行動活性化と行動実験」でした。
次回は「段階的暴露」をご紹介します…!


