インスリンはダイエットをする上で押さえておきたいポイントの一つ。
というのもインスリンがちゃんと働くかどうかでダイエットの成功がグッと近づきますし、健康面への影響も大きいですからね。
では、インスリンの効きを良くするにはどうしたらいいのか…?ってことで2つの研究をさらりと見ていきます。



インスリン感受性を上げて代謝の柔軟性を上げよう…!

2001年のピッツバーグ大学の研究によると、様々な方のインスリン感受性について調べてみたそうです。
この研究は、スリム体型の9人、糖尿病ではない肥満体型の11人、2型糖尿病である肥満体型の8人、持久力トレーニングを受けた9人が参加したもので、参加者全員に採血を行い、インスリン感受性についてチェックしてみたんだとか。
結果、

  • 持久力トレーニングを受けた人(=運動をした人)は、骨格筋のインスリン感受性が著しく高かった…!

とのこと。
つまり、運動すると、インスリンの効きが良くなるってことですね。
逆にインスリンの効きが悪くなると負のスパイラルが発動するみたいでして、その辺は2006年のテネシー大学の研究が参考になります。
どんな流れかと言いますと、

  1. 運動をしない
  2. インスリン感受性の低下と骨格筋の炭水化物・脂質の処理の低下=代謝の柔軟性の低下が起こる
  3. 骨格筋ミトコンドリアの量も減少する
  4. ミトコンドリアの量が少ないとエネルギーが作られないので元気が出ない、疲れやすくなる
  5. 身体活動レベルが低下する
  6. 更に代謝の柔軟性が低下する

のような感じです。
そのため、運動は代謝の柔軟性を回復できる強力な対策なんだとか。



個人的考察

ということで、インスリンが正常に動くよう運動は定期的に行った方が良さげです。



参考文献