今日は、オメガ3脂肪酸はやっぱり脳に良いよ~っていうレビュー論文を見ていきます。



オメガ3脂肪酸は脳の発達や機能をアップさせ精神疾患リスクを下げる…!

2016年のコペンハーゲン大学などの研究によると、オメガ3脂肪酸が脳の発達や機能にどのような効果をもたらすのかレビューしてみたそうです。
なんでも2001年のサウスフロリダ大学の研究によれば、脳におけるDHAの蓄積は、子宮内及び新生児期から2歳までに起こるそうで、脳内の高レベルのDHAは生涯にわたって維持されるんだとか。胎児や赤ちゃんの時の脳のオメガ3脂肪酸レベルが一生続くってのは何ともすごい話ですな。
特に妊娠後期の脳におけるDHAレベルは、全体的な体内DHAレベルよりも大幅に高いんだとか。んで、2歳までのDHAの主な摂取方法は、母親のお腹の中にいる時は母親からの供給、乳幼児期は母乳や離乳食などの食事とのこと。その後、脳のDHAの蓄積は小児期まで続くそうで、低下はしてくるものの、少なくとも就学までの年齢まではDHAレベルは依然として高いままらしい。
このような経緯から、乳幼児期に脳内で高レベルのDHAが達成されると、その後の人生を通じて維持され、それらは最適な食事からの供給にも依存しているみたい。但し、DHAが乳児の視覚発達に関係あることは分かっているものの、認知の発達との関係はまだはっきりとは分かっていないそうです。

そして更によく分からないのが成人がオメガ3脂肪酸を積極的に摂取すると脳機能にどのような影響をもたらすのかです。
いくつかの研究では、DHAは成人後期の認知機能や行動に重要な影響を与えると出ているそうな。
また、習慣的にDHAを摂取している健康な成人の若者はそうでない若者に比べて、記憶力がアップしたという研究もあるとのこと。
更にDHAは精神疾患にも効果があるという研究がありまして、


の生涯発症リスクが低下するそうな。
つまり、DHAが認知機能の低下を改善し、それが精神疾患予防になるみたい。



個人的考察

ということで、オメガ3脂肪酸は子ども、大人、妊婦さんに限らず誰でも積極的に摂取していくと良さそうな感じです。



参考文献