チームワークについて自慢な当事業所。
といっても、昔からチームワークが良かったのではなく、ここ1,2年で劇的に変わったんですよね(というか変えてきた)
スタッフには感謝しかありません。ありがたやありがたや。
そこで、今回は過去当事業所でもあり、今、他の事業所の改革に取り組んでいる際に同じ状況だったので、それらを「事例から学ぶグダグダなチームワークを変えて行く方法」としてまとめておきます。
皆さんもくれぐれも私と同じ失敗をしないよう、読んでいただけると幸いです。



グダグダチームの特徴その1:能動的ではなく、作業や義務…。そして報連相ができずに責任が重くてバーンアウトという負のループ…。

例えば大きな問題が起きると、「チームで考えて解決しよう…!」とか「ケース会議をやりたい…!」なんて思うのが普通ですが、誰も発言しないで、ただ毎日を同じように淡々と「作業」としてこなしているパターンがあります。そして、上司がケース会議をやろう!と言えば行いはするのですが、参加は能動的(自主的)ではないため、言われたからやる、つまり「義務」になって行います。当然会議はお通夜モード全開で誰もアイディアどころか発言すらしないので最悪。こうなると時間の無駄なんでさらに発言や報連相なんてしなくなり個人の責任の度合いや悩みが多くなってバーンアウト…。まさに負のループですね。



グダグダチームの特徴その2:問題の細分化、解決方法のアイディアがでない…。

上記と被る部分もありますが、グダグダチームでの会議は、

  • 問題解決の方向性について正しい判断や問題の細分化ができない
  • 個別具体的に問題解決方法を考えることができない
  • 問題解決の為のアイディアがでない

といったことが起こることが多いのが現状です。
特にマインドマップKJ法などで問題を整理するのが得意な人が力を発揮できないとトカゲのしっぽ切りになりますし、アイディアが出ないとそもそも解決の糸口が見つかりません。そのため、アイディアが出る方が発言しやすいように会議を持っていくのは重要度大。会議の前も含め、準備を怠ると先程挙げたように義務の方が混ざった会議ではグダグダになります。つまりお通夜モードですね。



グダグダチームの特徴その3:クリティカルシンキングができる人がいない…。

クリティカルシンキングとは批判的思考のことで感情や周りに流されず客観視した思考プロセスを持つ事を言います。分かりやすく言うと「そもそも論を考える力」のことをいい、以前に4Cでご紹介したり、額縁を外した考え方としてご紹介しました。クリティカルシンキングができないと誰かのぽつんとでた案(正しくても間違っていても)について、

  1. 誰も判断できない(しようとしない)
  2. 間違った判断になってしまうことがある(なることが多い)
  3. クリティカルシンキングができても自信がないから言わない。相手にも伝わらない
  4. そもそも相手への上手い伝え方が分からない

といった現象が起きます。
更に根底には「嫌われたくない」とか間違った意味での「チームワークを乱したくない」とか「仲良くしないと(ナアナアでいる)」という仕事ではない形に意識がズレていきます。こうなると「見せかけのチームワーク」の完成です。本当のチームワークとは「役職も関係なく注意や指摘、意見を言い合っても信頼関係が崩れない関係、チームのこと」を言うと思うんですよね~。



解決方法はあるのか…?

以上を踏まえて、まずやっていくことは小さな事からです。具体的にはチームの皆で、簡単な対応方針やアイディアからだしていく練習、報連相をしていくといいかと思います。
そして、少しずつ方向性の決め方の経験や解決をしていき自信をつけ、最終的に難しいケースに挑むってのが大筋の道のりかと思います(かなり遠い道のりですが…)


RPGに例えると…。

グダグダチームの状況はチームとは名ばかりで実際はソロプレイです。つまり、一人でレベル1でひのきのぼうを持ってダークドレアム(ボス)に挑むって無茶をして粉骨玉砕していた形です(笑)

しかし、実際は、RPGと同じく

  1. 仲間を集めて(チームで行う意識を持って)
  2. スライム(ザコ敵、簡単な問題)を倒して(解決して)、レベルを上げ(経験、自信をつけ)、
  3. はがねの剣やメラゾーマを覚え(技術・スキル・アイディアの出し方、バリエーションを覚え)、
  4. 中ボス(中程度の問題) に挑み、倒して(解決して)、
  5. ようやくダークドレアム(難しい問題)に挑む

って感じになります。
あ、RPGやドラクエやっていないと逆にわかりづらいたとえでしたね…。ここまで読んでもらって申し訳ありませんがこちらの項目は分かりづらければ読み飛ばし推奨です(書くのが遅い)



変化し続ける=成長し続ける

以前に書いた通り変化し続ける=成長し続けるのは重要なのでマイナーチェンジを繰り返しながら少しずつ進んでいくのがオススメです。前に進んでいる感覚も味わえますし…。



個人的考察

兎にも角にもまずは基本からが大事で「小さな問題に気付く力」をつけていきつつ、報連相を積極的にしていくのがよろしいかと思います。
来年にはこの内容が笑い話になるようにしていきたいな~。