【加筆内容】運動は不安対策になるのか? その5「矛盾編」
一方で、運動は不安に効かない…って研究もある(但し何もしないより効果はあった)
2013年のCMHCの研究によると、不安障害の治療法としての運動が有効なのかRCTのメタ分析で調べてみたそうです。
まず研究者たちは、PubMed(1965年~2013年1月)とPsycINFOというデータベースと用いて、不安障害と運動の研究を検索してみたそうな。
まず研究者たちは、PubMed(1965年~2013年1月)とPsycINFOというデータベースと用いて、不安障害と運動の研究を検索してみたそうな。
続いてその中から、
で質の高い物をピックアップしていったらしい。
最終的に基準を満たした研究は7件でして、総サンプル数は407名だったそうな。
また対照群の内容は、
- 有酸素運動以外の運動を行ってもらう
- 何もしない
- プラセボを行ってもらう
- 認知行動療法を行ってもらう
- 心理教育を行ってもらう
- 瞑想を行ってもらう
って感じだったみたい。
これらの結果から分かったことは、
- 不安障害の患者さんに有酸素運動は効果がなかった(SMD=0.02)
- 研究結果のばらつきが大きかった…。
- 有酸素運動は何もしない場合やプラセボの場合と比べ、不安が軽減していた…!
そうです。
つまり前回の研究結果と対照的にこちらでは、有酸素運動は不安に効かない…って感じだったみたい(まぁ、何もしないより効果はあったのは同じでしたが)