【加筆内容】運動は不安対策になるのか? その9「運動の抗不安効果の個人差編」
これまで見てきたように運動は不安対策に良さそうな感じなんですが、個人差はあるのか…?ってのが疑問なところ。
ということで早速その辺をチェックしておきましょう。
有酸素運動・無酸素運動のどちらでも不安軽減効果はあったし、個人差もなし…!
2022年のルーヴェン・カトリック大学の研究によると、運動の抗不安効果に個人差があるのかRCTのメタ分析で調べてみたそうです。
ということでまず研究者たちは、CINAHLやEmbase、Medlineといったデータベースを用いて該当研究を検索してみたそうな。またこの時、ランダム化比較試験(RCT)に絞ってチェックしていったらしい。
次に検索した物の中から質の高い研究をピックアップしていったそうで、最終的には7件の研究が選ばれたとのこと。この7件の研究の総サンプル数は成人322名とのことで、これらを用いてメタ分析を行ってみたんだとか。
結果、
- 有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)は、有意な抗不安効果があった…!
- 有酸素運動も無酸素運動も抗不安効果に個人差はなかった…!
そうです。
有酸素運動・無酸素運動のどちらでも不安軽減効果はあったし、この効果に個人差はなかったみたい。誰でも効果がある…!ってのは嬉しいですな。
しかもこの研究は、不安障害やストレス障害のある成人を対象にしていますんで、障がいの有無に関係なく、運動はオススメできる感じ。いや~素晴らしいですね。
個人的考察
ということでどの運動でも障がいの有無に関係なく効果がありそうな感じでした。