ポケモンGO(位置情報ゲーム)の研究を見てみよう!その46「体や目の不調が出るのか?」
今回は、ポケモンGOのデメリットを調べた研究のお話です。
ポケモンGOで身体の痛みや目の問題が起きるのか…?
2022年のアダム・ミツキェヴィチ大学の研究によると、ポケモンGOで身体の痛みや目の問題が起きるのか調べてみたそうです。
これまで見てきたようにポケモンGOは身体的健康や精神的健康、社会的健康にプラスの効果がありそうという結果が出ております。んがしかし、悪影響については、ちゃんと調べられていなかったりするんですよね。
一方で、ゲームにハマると、姿勢が悪くなったりしてストレートネック(スマホ首)になったり、首や肩などに痛みが出たりする可能性がございます。また、ドライアイや、視力低下の可能性もあったりします。
じゃあ、この辺はどうなのか…?ってことで今回調べてみることにしたんだとか。
この研究は、ポケモンGOプレイヤー455人(うち43.9%が女性)が参加したもので、年齢は18~53歳(平均年齢26.45歳)の方々だったそうな。んで参加者の1週間の平均電子機器利用時間は47.56時間で、そのうちの約4分の1(平均11.79時間)をポケモンGOに費やしていたらしい。
この参加者全員にオンラインによるアンケートに回答してもらったとのこと。
アンケートによる質問内容は大きく7つに分かれまして、
- ポケモンGOの依存度:ゲーム依存度やインターネット依存度の尺度を使ってチェックした
- スマホの依存度:スマホ依存度の尺度を使ってチェックした
- ファビング度:普段のファビング度をチェックした
- 目の問題:近視やぼやけ、かすみ、ピントを合わせる時間、ドライアイ、疲れ、頭痛、明るい光への敏感さなどをチェックした
- 身体の痛み:指、手(手首)、肘、背中、首、肩、足首、足、太もも、膝などに不快感や痛みがないかチェックした
- ポケモンGOのプレイ状況:1週間で何日プレイしているか、1日何時間プレイしているかチェックした
- 電子機器利用時間:1週間でテレビ、パソコン、ゲーム機、タブレット、スマートフォンなどを何日使用したか、1日何時間使用したかチェックした
って感じでした。
最後に集まったデータを統計処理した結果、
- ポケモンGOの依存度が高いプレイヤーは、そうでないプレイヤーに比べて、目の問題(ピントが合いづらい、ドライアイ)と身体の痛み(背中、脚、腕)を訴えるケースが多かった…!
とのこと。
まぁ、いくらポケモンGOが歩くゲームだからと言っても、ずーっとスマホ画面を見つつ、下を向いていれば、当然目や体の不調は出ますわな。
個人的考察
1回のアンケート結果を基にしているんで、エビデンスレベルは低めですが、それでもあり得るだろうな~と思います。但し、これはポケモンGOに限った話ではないのでゲーム全般、もっといえば電子機器全般に言えるかと。その点ポケモンGOは歩いている分まだマシな気がしますね。一方で健康に良いと言われるポケモンGOでも従来のゲーム同様のデメリットもあるよーっていうのが分かったのも大きいですね。
いずれにしても、メリットデメリットを踏まえて楽しくゲームはしたいですな。