【加筆内容】運動・トレーニングをサボる(ディトレーニング)の研究を見てみる! その8
心肺機能におけるディトレーニング:持久的パフォーマンス
アスリートの場合ディトレーニングよって持久的パフォーマンスは急激に減少していくとのこと。
具体的な研究を見てみると、
- 女子競泳選手を対象に10日間トレーニングを中止した研究によると、366メートル水泳で2.6%タイムが遅くなった
- 限界までの運動時間を調べた研究もいくつかあり、トレーニング中止期間が2週間で9.2%減少や25%減少、4週間で7.6%減少や21%減少という結果が出ている
って感じ。
また長期のディトレーニングに関しましても、
- 国内レベル・国際レベルの競泳選手を対象にシーズン間の長期のトレーニング中止について見てみた研究によると、100メートル水泳と200メートル水泳のパフォーマンスが3〜13%減少した
- 大学のサッカー選手11人を対象に5週間のディトレーニングを行った結果、限界までの運動時間が23.8%も減少した
- ランナーの男女を対象に12週間のトレーニング中止を行ったところ、運動中の酸素摂取量が約3〜8%と大幅に増加した
とのこと。
以上からアスリートの場合、持久力パフォーマンスは10日ぐらいには徐々に落ち始めており、その後も落ち続けるって感じみたいです。
ではトレーニング初心者の場合はどうなんですかね…?
ってことで早速結論から言っちゃうと、トレーニング初心者の場合は短期のトレーニング中止によって大きな影響を受けないとのこと。
実際の研究を見てみると、
- 運動不足の中年男女を対象にした研究によると、12週間のトレーニングを行い、限界までの運動時間を19.4%増加させた。その後2週間のディトレーニングを行った。結果、アップした限界までの運動時間は維持された
- 若者女性を対象に、6週間のトレーニング→2週間のディトレーニングを行った結果、持久力パフォーマンスが維持された
そうです。
対して長期になると、
- 運動していない25歳ぐらいの男女を対象に、15週間のトレーニング→7週間のディトレーニングを行った結果、90秒間の運動パフォーマンスが8.3%減少した
- 女子大生を対象に、10週間のトレーニング→10週間のディトレーニングを行ったところ、運動パフォーマンスがが22%減少した
- 若者女性を対象に8週間のトレーニング→12週間のディトレーニングを行ったら、限界までの運動時間が約37%減少し、完全に元に戻った
- 中年男性を対象に15週間のトレーニング→6か月間のディトレーニングを行った結果、限界までの運動時間が13.5%減少した
とのこと。
つまり、トレーニング初心者が長期のディトレーニングを行うと、持久力パフォーマンスは大幅に減少するか、完全に元に戻ってしまうみたい。
これもVO2maxと同じような結果ですね。
個人的考察
今回はここまで。
続きは来週です。
参考文献
最後にご紹介します。
