「完璧主義」は良いのか悪いのか?活かすにはどうすべきか?考えてみる! その3
先週の続きです。
完璧主義は不安症状のリスク要因となるのか縦断研究のメタ分析を行ってみた…!
2017年のウェスタンオンタリオ大学の研究によると、完璧主義は不安症状のリスク要因となるのか縦断研究のメタ分析を行ってみたそうです。
先行研究により、完璧主義と不安は関係あるぞ…!とされてきましたが、ちょっと良く分からないのが、完璧主義のどの側面が不安を呼ぶの…?ってこと。今まで見てきたとおり、完璧主義にはいくつかの種類がありますんで、どれが原因なのか知ることは、大きな解決の糸口につながるんですな。
ということでまず研究者たちは、該当する先行研究を探してみたそうな。次に見つかった研究を基準に従い精査していったらしい。
最終的にピックアップされた縦断研究は11件でして、サンプルは、子どもから、青年、大学生、地域住民、精神疾患患者と幅広かったみたい。
これらのデータを使いメタ分析をした結果、以下のことが分かったそうです。
- 完璧主義と不安との有意で小さな正の相関関係があった項目は下記だった…!
- 失敗への懸念:r=0.11
- 行動への懸念:r=0.13
- 個人的基準:r=0.08
つまり、失敗や行動への完璧さを求める場合、自分の合格点を超えようとする場合の完璧主義が不安を呼ぶってことですね。
27年間(1989年から2016年)で完璧主義な大学生がどれぐらい増えたか調べてみた…!
2017年のバース大学の研究によると、完璧主義の人はどれぐらい増えているのかメタ分析を行ってみたそうです。
なんでも1980年代以降、アメリカやカナダ、イギリスでは、競争社会が大事だ…!ってことを強調し出したらしく、それによって、自分自身とライフスタイルを完璧にしようとする人が増えたんだとか。
ただ、実際のところどうなのか、イマイチよく分かっていなかったらしい。そこで今回、深掘りしてみることにしたんだとか。
この研究は、1989年から2016年の間に行われた、完璧主義の調査データを使ったもので、参加したのはアメリカ、カナダ、イギリスの大学生となっております。
んで、この27年間で集めた、大学生41,641人(女性の割合70.92%、平均年齢20.66歳)のデータを基にメタ分析を行ってみたらしい。
さて、結果がどうだったかと言いますと、
- 自己指向的完璧主義のレベルが直線的に増加していた…!
- 他者指向的完璧主義のレベルが直線的に増加していた…!
- 社会規定的完璧主義のレベルが直線的に増加していた…!
とのこと。
完璧主義の種類に関わらず増加しているんですね。ヒェー。
また、上記の結果は、性別や国の違いを調整しても変わらなかったらしく、まさに世界全体で増えている可能性があると言える感じ…。
因みに増加レベルをランキングにすると、
- 1位:社会規定的完璧主義…!
- 2位:他者指向的完璧主義…!
- 3位:自己指向的完璧主義…!
だったそうです。
やっぱ、他人からの完璧要求が高まっているのが一番増えていて、次は他人への完璧要求、一番増加が緩やかなのが自分自身への完璧要求なんですねー。
個人的考察
これらの研究を踏まえと、完璧主義は増え、不安を感じる人は多くなり、それが様々な精神疾患につながっていくのかな~と思いました。
