【加筆内容】旧石器時代(狩猟採集民)の食事をマネる「パレオダイエット」の効果を見てみよう! その31
カロリー摂取量の視点から見てみよう…!
続いてカロリー摂取量の視点から見てみます。
そもそも人類の歴史の大半において、カロリー摂取量とカロリー消費量は密接に結びついていました。というのも食物を探すという行為でカロリー消費し、そして狩猟採集で得た食べ物でカロリーを摂取していたんで。
そして脂肪、甘い食べ物、でんぷんなどの高カロリー食品への欲求は、旧石器時代の祖先がこれらの食品を求めていた名残となっております(手に入りづらかったので)。また、これらの食品が不足していた当時の環境では、生存に有利だったんですな。
んがしかし現代社会は違います。
そんな面倒な事をしなくてもコンビニやスーパーに行けばいつでもゲットできます。加工することによって調味期限が長くなり、自宅にたくさんストックしておくことも可能です。
その結果、旧石器時代の名残が暴走し、欲求を高め、食べてしまい、結果、カロリーを過剰に摂取させ、肥満やメタボ、高血圧や心血管疾患といった慢性疾患リスク(文明病)を引き起こすんですな。
更にこの問題を厄介にしているのが、遺伝子がカロリー摂取の不規則になった環境でも適応できるように進化してしまった点です。
狩猟採集が上手くいかず食べ物がない、転校や気候の変化で食べ物がないなどといった場合に対応できるよう、効率的なカロリー利用と貯蔵術、節約術を身に着けてしまったんですな。いわば、コスパ重視の先駆けとでも言いますか。
典型例としては、余ったカロリーを内臓脂肪としてストックするって機能でして、これにより食糧難での環境の際、生存に有利になりました。んがしかし、長期による過剰なカロリー摂取の状況では不利になります。つまり現代ですね。
これが肥満やメタボが起きる原因となっております。
オメガ3脂肪酸を摂取しよう…!
軽く復習しておきますと、多価不飽和脂肪酸にはオメガ6脂肪酸(炎症促進性のある脂肪酸)とオメガ3脂肪酸(抗炎症性のある脂肪酸)があります。そしてオメガ3脂肪酸は、旧石器時代の祖先の食生活、つまりパレオダイエットに豊富に含まれていました。
海に多くある海藻類、陸にある草や葉、これらに含まれる少量の脂肪ってのは、実はオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているんですよ。そしてこれらを食べる魚や大型の野生草食動物っては、オメガ3脂肪酸が高濃度になります。
一方で家畜としての草食動物は、牧草ではなく穀物やトウモロコシがエサとして食べられるので、上記には当てはまらずオメガ3脂肪酸は少なくなっております。このような事から、現在はオメガ3脂肪酸の摂取量が大幅に減少しているんですな。
個人的考察
今回はここまで。
続きは来週です。
参考文献
最後にまとめてご紹介します。
