最近、障害福祉業界でも良く聞くようになったスーパービジョン(SV)ってなんだ?って話
心理学の方で、よくスーパービジョン(SV)なるものが出てきます。
んで最近、障害福祉の業界でも良く聞くようになったんですよね。ただ、研修を受けていると、皆、スーパービジョンを知っているのが前提のような話しぶりの場合があり、
- スーパーなビジョンってなんだ…?
- テレビのハイビジョンの仲間…?
みたいな感覚に陥る方もいるのではないかと…。
そういえば、当ブログの「「認知行動療法の共通基盤マニュアル」のポイントを抑えよう!その17「支援者が認知行動療法を習得するための方法」」って記事でもスーパービジョンが出てきましたが、軽く説明しただけになっておりました。
スーパービジョン(SV)ってなに…?
スーパービジョン(SV)とは、ある一定期間、同じ専門職の上位ないし同等にあたる支援者から提供される助言(場合によっては管理)のことを言います。つまり上司が部下を指導するみたいな感じですな。
んで、その上司と部下のことをスーパービジョンでは以下のように言います。
- 上司(指導をする側)のこと→スーパーバイザー
- 部下(指導を受ける側)のこと→スーパーバイジー
個人的には、この言い方はあんま好きじゃなくて、というのも兎に角わかりづらいんですよね(笑)。アドバイスする側だからスーパーバイザー、アドバイスされる側だからスーパーバイジーって覚えると多少わかりやすいものの、普通に教える側、される側みたいな良い方の方が分かりやすくて良いんじゃないかと常々思っているところです。
スーパービジョンには種類があるぞ…!
実はスーパービジョンにはいくつかの書類がありまして、主だったものとしては以下のようなものが挙げられます。- 個別スーパービジョン:スーパーバイザーとスーパーバイジーが1対1で行うスーパービジョンのこと。要は個別指導ですな。
- グループスーパービジョン:複数の人数で行うスーパービジョンのこと。但し、ケース会議や事例検討とはややニュアンスが異なり、利用者がメインではなく、困った支援者がメインとなる。その支援者(スーパーバイジー)が理解を深め自分でより良い支援を思いつけるようにもっていけるようにするのがポイント。
- ピアスーパービジョン:これは支援者同士、利用者同士で行うスーパービジョンのこと。横一列なんで、スーパーバイザーでもありスーパーバイジーでもある状態って感じ。
- ライブスーパービジョン:現場でスーパーバイザーとスーパーバイジーが一緒に面談などに入り、その場でスーパーバイジーにアドバイスや支援方法なんかを指導していくこと。
- セルフスーパービジョン:自分自身で行うスーパービジョンのこと。私が一人反省会と書くのもこれの一種みたいな感じ。因みに他人視点で自分にアドバイスをしてみると良いというのは研究で効果があると分かっている。
あ~これやっている~みたいなものばかりですよね…?
ちゃんと名前があったんだーと思いますよね…?
これも正直個人的には名前とかどうでも良くて(って言ったら本当はダメなんだろうけど)、やり方の種類さえ覚えておけばいいかな~と思っております。
スーパービジョンには、3つの機能があるぞ…!
スーパービジョンには、3つの機能(役割)がございます。
- 管理的機能:業務の確認や進捗、リスクや質、安全などを確認する役割。
- 教育的機能:知識や技術を伝えスキルアップを促す役割。
- 支持的機能:ストレスや離職、バーンアウトを防ぐためのメンタルケア・サポートをする役割。
こちらも福祉に限らず、新人教育や中堅教育、役職者教育など様々な教育場面で良く見られるものですね。
個人的考察
ポイントは、あくまでスーパーバイジー(教わる側)が自分自身で気付いたり、解決できるように進めていくという点です。
これはどの仕事にも当てはまりますが、全てを上司が見れるわけではありませんので、自分で解決する能力ってのが重要になりますんで。
まさに「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という感じでしょうか。
