引き続き、伝統的な日本食の研究を見ていきます。



伝統的な日本食は血圧に良いのか…?

2016年の東北大学の研究によると、伝統的な日本食は血圧に良いのか調べてみたそうです。
この研究は日本人の成人980名を対象にしたもので、まず参加者全員に普段食べている物を聞いてみたそうな。続いて、食べ物の傾向から以下の3グループに分けてみたらしい。

  1. 伝統的な日本食グループ
  2. 加工食品グループ
  3. 居酒屋グループ

その後、3年間にわたって追跡調査し、変数を調整、最後に血圧がどう変化したのか見てみたんだとか。
結果、


とのこと。
日本食はやっぱり血圧に良いみたいですねー。
更に詳しく見てみますと、男性の拡張期血圧・収縮期血圧と女性の拡張期血圧の変化は、

【伝統的な日本食の忠実度低の場合】
  • 1年目:0.89(0.10~1.68)
  • 2年目:2.25(0.19~4.31)
  • 3年目:0.75(-1.00~2.50)

【伝統的な日本食の忠実度中の場合】
  • 1年目:0.77(-0.02~1.56)
  • 2年目:1.01(-1.13~3.15)
  • 3年目:0.44(-1.38~2.26)

【伝統的な日本食の忠実度高の場合】
  • 1年目:-0.04(-0.81~0.72)
  • 2年目:-0.48(-2.52~1.56)
  • 3年目:-0.77(-2.51~0.96)

って感じ。
詳しく見てみるとちょっと微妙な感じもしますが、伝統的な日本食をしっかり忠実に守って長年食べ続けると効果があるみたいですね。