10月に入りまして、食欲の秋とか運動の秋とか色々考えている方も多いのではないでしょうか…?
そんな折、気になる事として、

  • 自分の今の体脂肪率ってどれぐらいなんだろう…?

ってこと。
食べたり、運動したりするとついつい気にしてしまう分野ですからね。
んで体組成や体脂肪(体脂肪率)ってのを調べる方法は大きく2つありまして、

  1. 直接法:直接解剖してチェックする。生きているヒトでは不可能な方法
  2. 間接法:間接的な方法を用いてチェックする。生きているヒトでも可能な方法

となっております。
つまり、自宅にある体脂肪計や計算して出るBMI、健康診断での測定やより精密に検査できるDXA(二重X線吸収法)は全て間接法というカテゴリーに属するんですよね。
では、これらの精度ってどうなのか…?ってことで、今回から見て行こうかと。
まずは、そもそも体組成を計る方法ってどんなのがあるのかについて見て行こうかと思います。



2,3,4コンパートメントモデルってなに…?

1999年のフリンダース大学レビュー論文によると、2,3,4コンパートメントモデルにおける体組成の精度について見直ししてみたそうです。
そもそも体組成を計る際にチェックする項目の数で精度は変わりまして、基本的に多い程、より精度がアップするんですよね。んで、大きく分けると、以下の3種類からなるらしい。

  1. 2-Cモデル(2コンパートメントモデル:2C法):脂肪量(体脂肪)と除脂肪量(筋肉量など)の2つに分けてチェックする方法。例としては、水中体重秤量法(水中体重測定法)
  2. 3-Cモデル(3コンパートメントモデル:3C法):脂肪量(体脂肪)、除脂肪量(筋肉量など)、骨密度(又は水分量)の3つに分けてチェックする方法。例としては、脂肪量、除脂肪量、骨密度をチェックするDXA(二重X線吸収法)
  3. 4-Cモデル(4コンパートメントモデル:4C法):除脂肪量を更に水分とタンパク質に分けて、脂肪量、タンパク質、水分、骨密度の4つに分けてチェックする方法。体密度法、重水希釈法、DXA、体重測定の4種のデータ合わせて行う

んで、このレビューによれば、4-Cモデルは3-Cモデルよりもわずかに精度が高い感じでして、3-Cモデルと4-Cモデルは、2-Cモデルよりもかなり精度が良いとのこと。ベストは4-Cモデルだけど、めっちゃ金や時間、労力がかかるし、ほとんど精度も変わらないから、コスパ重視で3-Cモデルがベターでしょう…!って感じですね。
つまり、DXA(二重X線吸収法)は体組成をチェックする上で最もコスパの良い方法ってことになります。



https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-091.html
https://www.tanita.co.jp/business/special/healthmeter/howtouse/1529/