【加筆内容】プチ断食の減量効果はどのぐらいなのか? その1
先週、「プチ断食は特に優れたダイエット法ではないという悲しい研究結果のお話」って記事をご紹介しました。プチ断食は夢のダイエット法ではなかったって話ですね。
これを聞くと残念なんですが、あくまで「特に優れたダイエット法ではなかった」ってだけです。つまり、もし毎日行うダイエットが苦手であれば、緩急をつけたプチ断食も良いよーって話にもとれるんですな。
ということで今回はその辺もチェックしておきましょう。
プチ断食と毎日のカロリー制限ダイエットの効果は同じぐらい…!
2011年のイリノイ大学シカゴ校の研究によると、プチ断食と毎日のカロリー制限ダイエットのどちらがダイエットに良いのか調べてみたそうです。そもそもダイエットの基本として、カロリー制限を行うことは減量に効果があります。そして一般的に行われているカロリー制限ダイエットは、毎日の推奨カロリー摂取量から15~60%のカロリーを減らして行う感じです。それに対して、プチ断食はカロリーを気にせず自由に食べていい日、ほぼ食べない日を交互に行い緩急をつけてカロリーを制限していきます。
どちらのダイエット法も減量に効果はあるんですが、じゃあ、優れているのはどっちだ…?ってことで、先行研究をレビューしてみたらしい。具体的にチェックした項目は、過体重・肥満の成人を対象にした、プチ断食と毎日のカロリー制限ダイエットの減量効果、体脂肪の減量効果、筋肉量の維持効果です。
様々な研究を見直した結果、
- プチ断食を3~12週間行うと、体重が4~8%、体脂肪が11~16%も減少していた…!
- 毎日のカロリー制限ダイエットを3~12週間行うと、体重が5~8%、体脂肪が10~20%も減少していた…!
- プチ断食は毎日のカロリー制限ダイエットに比べて、筋肉量の減少が少なかった…!
って感じ。
この結果に研究者曰く、
- プチ断食の方が筋肉量の維持に有効かもしれないが、どちらも体重と体脂肪の減少に同等に効果をもたらすだろう
としています。