先週の土日まで地中海式ダイエットの質の高い研究を見ていく!シリーズを見ておりました当ブログ。
前回で一旦区切りをつけまして、今回から何を土日に見ようかな~と思いまして…。
んで、思いついたのがアンブレラレビューを見て行こう…!ってことです。
ということで、早速見ていこうと思うんですが、初回となる今回はそもそもアンブレラレビューってなに…?って話をしておきます。



アンブレラレビューってなに…?

まずアンブレラレビューの前に系統的レビューがどれぐらいの期間で古くなってしまうのか見ておきます。
2007年のオタワ大学の研究によると、発表された系統的レビューのうち最大50%が、発表からわずか5.5年を過ぎると時代遅れになるそうです。つまり約5年半で半分の研究の内容が古いとなってしまうみたいなんですな。
そのため、同様の内容を調べた最近の研究が出たら結論や各ポイントが変わっていないかチェックした方が良さげです。
そんな系統的レビューを更にまとめたものとしてアンブレラレビューと言うものがございます。
参考になるのが2015年のアデレード大学の研究でして、これまで系統的レビューはエビデンスに基づく医療の基本であり、意思決定に役立つ最高レベルのエビデンスを提供したものでした。しかし、系統的レビューの数がたくさん増えたことで、これらを更にまとめることが必要になったとのこと。
そこで登場したのがアンブレラレビューです。
アンブレラレビューは他にも、

  • レビューの概要
  • レビューのレビュー
  • システマティックレビューの要約
  • レビューの統合

など、様々な名称で呼ばれているんだとか。
そしてアンブレラレビューは、系統的レビューやメタ分析をレビューしたもの、つまりまとめたものを呼ぶとのこと。このアンブレラレビューの登場により、特定の問題や現象に対しての知見の全体像を把握できるようになったそうです。



個人的考察

まとめると、アンブレラレビューは、特定の研究トピックに対して、包括的・体系的に評価する方法、系統的レビューとメタ分析をまとめる方法となります。
この非常に質の高い研究結果を次回から見ていきます…!



参考文献