最後は性差の違いはあるのか見てみます。



女性における筋トレのセット間の休憩時間の違いがもたらす影響についてRCT・クロスオーバーデザインを行ってみた…!

2021年のニューメキシコ大学の研究によると、女性における筋トレのセット間の休憩時間の違いがもたらす影響についてRCT・クロスオーバーデザインを行ってみたそうです。
なんでも研究者曰く、今まであらゆる年齢の女性リフターにおいて、セット間の休憩時間の長さが上半身と下半身の筋トレ中のパフォーマンスに及ぼす影響は調べられていなかったんだとか。筋トレ研究の大半は男性なんで、女性でチェックしてくれるのはありがたいですね。
この研究は、筋トレ経験のある女性14人(平均年齢22.9±5.4歳、筋トレ歴5.2±2.5年、平均身長166.1±6.9cm、体重体重61.3±5.1kg、体脂肪率21.7±3.3%)が参加したと言う物。
参加者たちには、低強度(10RMの75%)で、上半身の筋トレ(チェストプレス)と下半身の筋トレ(レッグプレス)を、4セット限界まで行ってもらったそうな。
その際セット間の休憩時間を、1分間か3分間のどちらかに設定したらしい。
その後、試していない方のセット間の休憩時間(最初1分間の人は3分間、最初3分間の人は1分間)でも行ってもらったとのこと。
つまりグループは以下の4種類ってことですね。

  1. 上半身の筋トレ(チェストプレス)+セット間の休憩時間1分
  2. 上半身の筋トレ(チェストプレス)+セット間の休憩時間3分
  3. 下半身の筋トレ(レッグプレス)+セット間の休憩時間1分
  4. 下半身の筋トレ(レッグプレス)+セット間の休憩時間3分

最後にこれらのデータを統計処理してその傾向を見てみたそうです。
結果、

  • 上半身の筋トレ(チェストプレス)だろうが下半身の筋トレ(レッグプレス)だろうが、セット間の休憩時間1分は3分よりもレップ数が有意に少なかった…!

とのこと。
筋トレの種類や性別に関係なく1分より3分が良さそうですね。



個人的考察

ということで色々見てきましたが、これらから思った個人的なまとめは、

  • どんなセット間の休憩時間でも筋肉はちゃんと育つ…!
  • ベストなセット間の休憩時間は2~3分と思われる…!
  • もちろん、細かく見ていけば若干の違いはありそう(いちいち覚えて変えるのは超メンドイけど)

って感じ。
なんで私は2~3分(たぶん3分かなー)で行おうと思います。



参考文献