【加筆内容】結局、マルチタスクは良いのか悪いのか?「ワーキングメモリ編」
結局、マルチタスクは良いのか悪いのか…?ってお話を何回かに分けてしていきます。
初回となる今回は「ワーキングメモリ編」です。
マルチタスクが高齢者・若者のワーキングメモリに及ぼす影響について調べてみた…!
2011年のカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によると、マルチタスクが高齢者・若者のワーキングメモリに及ぼす影響について調べてみたそうです。
そもそもマルチタスクは、ワーキングメモリに悪影響を及ぼすと先行研究で出ております。またワーキングメモリへの影響は、通常、加齢とともに悪化するんだとか。
そこで今回、fMRIを用いて、高齢者と若者を比較し、その影響とメカニズムを調べてみることにしたそうな。
この研究は、健康な高齢者と若者の男女が参加したものでサンプル情報は以下な感じ。
- 健康な高齢男女20名が参加。平均年齢は69.1±7.2歳。うち男性は7名。3名が分析から除外。
- 健康な若者男女22名が参加。年齢幅は18〜32歳で平均年齢は24.57歳。うち男性は13名。2名が分析から除外。
んで、参加者全員には、以下のタスクを行ってもらったらしい。
- 自然の風景画像を見る。
- 気を散らすため顔の画像を見る。
- この時、参加者には、無視するように指示、又は、性別や年齢を考えるように指示した。
- 最後にもう一度、自然の風景画像を見る。
- この自然の風景画像が最初の物と同じかどうか答える。
イメージは以下な画像とのこと。
最後に集まったデータを見比べてみた結果、以下の傾向が見られたそうです。
- 高齢者は若者と比較して、気を散らす画像を見ることにより、ワーキングメモリのパフォーマンスがより低下していた…!
- fMRIの結果、気を散らす画像を見ることにより、高齢者も若者も、注意が分割され、ワーキングメモリのパフォーマンスが低下していた…!
- 但し、高齢者は若者と違い、一旦、注意が分割されると、再構築に失敗することが多かった…!
つまり、高齢者も若者もマルチタスクによってワーキングメモリのパフォーマンスが落ちるんだけど、高齢者の場合、切り替えで元に戻るのに失敗する可能性が高まるみたい。
個人的考察
マルチタスクで短期記憶に悪影響が出るのは間違いなさそうなんで、シングルタスクを意識していきたいですねー。

