さて、お肌のケア(保湿・しわ対策・日焼け)について真剣に考えていきましょうか その12「しわ対策・濃度編3」
ここまでの濃度編の復習を軽くしておくと、
- トレチノイン0.05%(≒レチノール2.5~5%)は効果アリ…!
- トレチノイン0.01%(≒レチノール0.5~1%)は効果なし…!
- レチノール0.4%は効果アリ…!
- 但し、いずれも副作用が起きる可能性アリ…!
って感じ。
レチノール(ビタミンA誘導体)の効果は間違いなくあるんだけど、副作用がちょっと気になっちゃう感じなんですな。まぁ、肌の強さによって変わるところも大きいので仕方ないでしょう。
そうなると、濃度がどの辺が良いのか…?ってのがポイントになってきますよねー。ぜひ丁度良い所を見つけたいところ…。
レチノール0.1%でも効果アリ…!
2009年のジョンソン・エンド・ジョンソンのRCT・二重盲検によると、レチノール0.1%の効果について調べてみたそうです。この研究は、顔の皮膚に中程度の光ダメージがある女性64名を対象にしたもので、以下の2グループにランダムに振り分けたと言うもの。
- レチノール0.1%入り保湿剤を塗る(36名)
- 普通の保湿剤を塗る(28名)
上記を顔の指定された半分に1日1回、8週間塗ってもらったんだとか。
併せて、スタート時、4週間後、8週間後に肌の状態をチェックしたらしい。
結果、レチノール0.1%入り保湿剤を塗ると、
- しわや小じわが改善…!
- 色素沈着が改善…!
- 肌の弾力性が改善…!
- 肌のハリが改善…!
って感じで、全体的な皮膚の光ダメージが改善していたみたい。
更に効果の出てきた頃合いなんですが、
- 多くは4週間目にはっきりと出た…!
- その後8週間目にかけて徐々に改善していた…!
とのこと。
こちらの研究でも効果を実感できるようになったのは4週間後(約1ヶ月後)からだったみたいですね~。