ここまでの濃度編の復習を軽くしておくと、


って感じ。
レチノール(ビタミンA誘導体)の効果は間違いなくあるんだけど、副作用がちょっと気になっちゃう感じなんですな。まぁ、肌の強さによって変わるところも大きいので仕方ないでしょう。
そうなると、濃度がどの辺が良いのか…?ってのがポイントになってきますよねー。ぜひ丁度良い所を見つけたいところ…。
ということで今回は、レチノール0.1%ならどうだ…?って研究を見てみます。



レチノール0.1%でも効果アリ…!

2009年のジョンソン・エンド・ジョンソンRCT・二重盲検によると、レチノール0.1%の効果について調べてみたそうです。
この研究は、顔の皮膚に中程度の光ダメージがある女性64名を対象にしたもので、以下の2グループにランダムに振り分けたと言うもの。

  1. レチノール0.1%入り保湿剤を塗る(36名)
  2. 普通の保湿剤を塗る(28名)

上記を顔の指定された半分に1日1回、8週間塗ってもらったんだとか。
併せて、スタート時、4週間後、8週間後に肌の状態をチェックしたらしい。
結果、レチノール0.1%入り保湿剤を塗ると、

  • しわや小じわが改善…!
  • 色素沈着が改善…!
  • 肌の弾力性が改善…!
  • 肌のハリが改善…!

って感じで、全体的な皮膚の光ダメージが改善していたみたい。
更に効果の出てきた頃合いなんですが、

  • 多くは4週間目にはっきりと出た…!
  • その後8週間目にかけて徐々に改善していた…!

とのこと。
こちらの研究でも効果を実感できるようになったのは4週間後(約1ヶ月後)からだったみたいですね~。



個人的考察

ということで、どうやらレチノール0.1%でも効果がありそうな感じ。
次回は日本人を対象に0.075%レチノールを試した研究を見てみます



参考文献