2024年にノッティンガム大学から発表されたADHDに関連する影響についてのアンブレラレビュー(非常に質の高い研究)を見てみよう! その2「ADHDと自殺・自傷行為」
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今回は「ADHDと自殺と自傷行為」編です。
ADHDと自殺・自傷行為
ADHDと自殺・自傷行為との関連性を調査したレビュー全てで、正の相関関係が見られた。メタ分析によると、ADHDと自殺行動マーカーには有意な関連が見られた。具体的には、自殺未遂(OR2.37)、希死念慮(OR3.53)、自殺既遂(OR6.69)だった。
また別のレビューによると、ADHD患者の全体的な自殺率は0.63~0.78%であり、特に男性に多く、併存疾患の悪化の結果である可能性があった。但し別の研究では、自殺行動の増加が直接的に関係あるのか、併存疾患の悪化によるものなのかは不明であるとしていた。
他の研究では、併存疾患がADHDと自殺の関係に介在しているとしており、一方で非行と薬物乱用の併存疾患がこの関連性に大きな影響を与えているとしていた。
