これまで見てきたものについては、


をご覧ください。
今回は「ADHDと気分障害・人格障害」編です。
それでは早速見ていきます。



ADHDと気分障害・人格障害

まず大枠として、ADHDと気分障害・人格障害は正の相関関係が見られるとのこと。但し、更なる縦断研究を行う必要があるそうな。
系統的レビュー・メタ分析によると、ADHD患者の13人に1人が双極性障害を持ち、双極性障害患者の6人に1人がADHDを持っていた。また別の系統的レビュー・メタ分析によると、気分障害のある人はない人に比べてADHD率が3倍高く、また双極性障害のある人はうつ病のある人に比べてADHD率が1.7倍高かった。更に前向きコホート研究の系統的レビュー・メタ分析によると、健常者と比較してADHDにおける双極性障害の発症リスクは約9倍(RR8.97)高かった
遺伝研究のメタ分析によると、双極性障害患者の親族はADHDの有病率が有意に高かった(RR2.6)。また、ADHD患者の親族の双極性障害の有病率も同様のパターンが見られた。そのため、ADHDと双極性障害は遺伝的要因の可能性がある
ADHDとうつ病の間に正の相関関係はあったが、その関連性には大きなばらつきがあった。
ADHDと強迫性障害の関連性について、子どもの場合ADHDにより強迫性障害リスクが高まることが分かった。但し0~60%とばらつきが大きかった。
小児期のADHDとその後の成人期の境界性パーソナリティ障害には関連性が見られた。また別のレビューによると、境界性パーソナリティ障害とADHD、不安障害と境界性パーソナリティ障害は正の関連性が見られた。



個人的考察

今回はここまで。



参考文献

最後にご紹介します。