【加筆内容】緑茶で歯は守れるのか?
「緑茶(お茶)の効果を見ていくよー」って記事でも触れた通り、緑茶には様々なメリットがございます。
緑茶の摂取で歯周病が予防できるかも…!
2009年の九州大学の研究によると、緑茶摂取と歯周病の関係について調べてみたそうです。皆さんご存知の通り緑茶には抗菌作用がございまして、これが歯周病予防になるんではないかと研究者たちは考えたみたいですね。
この研究は49~59歳の日本人男性940人を対象にしたもので、皆の歯周病をチェックしたと言うもの。併せて、アンケートで1日何杯緑茶を飲むのかも聞いてみたんだとか。
最後に集まったデータを見てみた結果、
- 緑茶の摂取量と歯周病はわずかだが逆相関していた…!
- 緑茶を1日1杯飲むごとに増加するごとに、歯周ポケットの深さが0.023mm減少、支柱ポケットまでの距離が0.028mm減少、歯周ポケットの出血が0.63%減少していた…!
とのこと。
友達に会うことと緑茶を飲むことは残っている歯と関係がある…!特に緑茶の効果は友達が少ない人に効果アリ…!
先行研究により、緑茶の摂取と残った歯の数、ソーシャルネットワークと残った歯の数には関係があると出ていました。但し、それぞれが要素が絡み合っている部分もあったんで、この度この辺を見てみることにしたみたい。
この研究は2016年10月から12月にかけて(高浜町は2017年1月以降に調査した)、日本国内の39の市町村に住んでいる65歳以上の方を対象にしたと言うもの。対象者には以下のアンケートを郵送してみたんだとか。
- 残った歯の本数:被せ物をした歯を含めて、残った歯は何本ありますか…?親知らずを含めた場合の葉の本数は32本です。回答は0本、1~4本、5~9本、10~19本、20本以上から選んでもらった。
- ソーシャルネットワーク:過去1か月間にあなたは何人の友だちを会いましたか…?何回会ったかに関係なく同じ人は1人としてカウントしてください。回答は0人、1~2人、3~5人、6~9人、10人以上から選んでもらった。
- 緑茶の摂取量:1日に何杯の緑茶を飲みますか…?回答は1日1杯未満、1杯、2~3杯、4杯以上から選んでもらった。
このアンケートに答えてくれた人は24,147人でして、そのうちちゃんとデータとして使えたのが22,278人ということでした。因みにサンプルの平均年齢は74.2歳で、男性の割合は45.9%とのこと。
それでは結果を見てみますかー。
- ソーシャルネットワークが広い、緑茶の摂取量が多いことと、残った歯の本数が多いことには、有意な相関関係があった…!
- ソーシャルネットワークが広い人ほど、緑茶の摂取量が多い傾向がみられた…!
- 月に3人以上の友達と会うことと、残った歯の本数が多いことには、有意な相関関係があった…!
- 1日に2杯以上の緑茶を飲むことと、残った歯の本数が多いことには、有意な相関関係があった…!
- ソーシャルネットワークの広い人のみでみてみると、緑茶の摂取量と残った歯の本数に関連性は見られなかった…!
- ソーシャルネットワークの狭い人のみでみてみると、緑茶の摂取量と残った歯の本数に関連性が見られた…!
つまり、友達に会うことと緑茶を飲むことは残っている歯と関係がある…!特に緑茶の効果は友達が少ない人に効果アリ…!って感じ。そうか…緑茶の効果は自分に特に刺さるのか(友達が少ないので)
個人的考察
因みに2015年のスリ・ハサナンバ歯科大学の研究によれば、緑茶は2つの主要な悪い口内細菌に対して効果的な抗菌作用を示したらしく、その効果はクロルヘキシジン0.2%と同等の可能性があったそうな。クロルヘキシジン0.2%と言えば、市販のマウスウォッシュに含まれる量なんで、歯に対する緑茶のポテンシャルはかなり高そうな様子。
改めて積極的にお茶を飲んでいきたいと思いましたね。