【加筆内容】改めて自己開示の大事さを学んでみる!
自己開示ってあるじゃないですか。自分の良い情報も悪い情報も素直に相手に伝えるみたいなことですね。
自己開示(Self-disclosure)ってなに…?
冒頭にも書いた通り、自己開示(Self-disclosure)とは、自分の良い情報も悪い情報も素直に相手に伝えるみたいなことを言います。自分の弱点や弱い部分も言うことなんで勇気がいることですし、恥ずかしかったりもするんですよね。ただ、自己開示を提唱したシドニー・ジュラードの1964年の書籍を見てみると、自己開示は人間関係に良い影響を与えるそうなんですな。
その後、様々な研究により、この辺は明らかになってきまして、例えば2019年のアムステルダム自由大学のレビュー論文によると、
- 自己開示が個人の幸福と人間関係の幸福の両方にプラスの影響を与えることはほとんど疑いの余地がない…!
としています。
それほど、自分にとっても、対人関係構築にとっても重要だと言うことですな。
人は自己開示した人や自己開示してくれた人を好む…!
じゃあなぜそこまで自己開示は人間関係の構築に役立つのかってことで、次はその理由を調べた研究を見てみましょう。
1994年のニューヨーク州立大学バッファロー校の研究によると、自己開示と好意について調べてみたそうです。
そもそも自己開示は、人間関係の構築と維持において中心的な役割を果たすそうな。では自己開示と好意について何がポイントなのか、メタ分析の手順を用いてチェックしてみたらしい。すると3つの有意な関係性が分かったとのこと。
その3つとは、
- 開示レベルが高い人(より深い自己開示をした人)は、開示レベルが低い人よりも、より好かれる傾向があった…!
- 人は最初に好意を持った人に多く開示する傾向があった…!
- 人は開示した結果として他人を好きになる傾向があった…!
って感じみたい。
つまり、人間は元々仲良くなりたいな~と思う人に自然と自己開示を多くする傾向があって、その自己開示によって自己開示した本人も自己開示された人も仲良くなりたいと思うようになるみたい。そしてその効果は自己開示の内容が深ければ深い程、強いみたいですね。