アメリカ皮膚科学会(AAD)から学ぶ、スキンケアの秘密を見てみよう! その13「皮膚科医がオススメする妊娠中のスキンケア」
先週の続きです。
今回もアメリカ皮膚科学会(AAD)のサイトに載っているスキンケアの秘密ってのを見ていきます。
アメリカ皮膚科学会(AAD)による「皮膚科医がオススメする妊娠中のスキンケア」
今回は、アメリカ皮膚科学会(AAD)による「皮膚科医がオススメする妊娠中のスキンケア」を見ていきたいと思います。
そもそも妊娠中のスキンケアの習慣って変えた方が良いんでしょうか…?
そもそも妊娠中のスキンケアの習慣って変えた方が良いんでしょうか…?
この質問の回答は皮膚科医曰く「はい」とのこと。なんでも妊娠中は、肌や髪、爪に使う製品に注意をした方が良いんだとか。というのも妊娠中は肌質が変化するそうで、一時的なものから受診を考えた方が良い変化まで様々起こるらしい。
特にメジャーな肌問題は、肝斑(かんぱん)ってやつでして、こいつは30〜50代の女性に多く出るシミなんですよね。特徴はほっぺた付近に左右対称に出ることが多いってところで、妊娠中に出来やすいことでも有名なんですよ。
今回はそんな妊娠中の肌問題やスキンケアについてアドバイスがあるということで見ていきたいと思います。
妊娠における肌の変化について
妊娠によってホルモンバランスが急激に変化し、肌の悩みを引き起こす可能性ってのがあります。また、自分自身と生まれてくる赤ちゃんについて色々考えたり、悩んだりもします。これがストレスになって肌に影響が出ることもあったりします。
妊娠による肌への影響ってのは個人差が結構あるみたいですが、主な物としては以下があるとのこと。これらは全くでない人、一つだけ出る人、複数出る人など様々なんだとか。
- ニキビや吹き出物が出来る。
- 肝斑が出来る。
- 本来の肌の色よりも濃い色のシミが出来る。
- 色素沈着が過剰に出来る。
- 肌の黒ずみやシワが出来る。
- 妊娠線が出来る。
- 血管が浮き出る。
- 乾燥肌になる。
- 敏感肌になる。
妊娠中のスキンケアはどうすれば良いのか…?
皮膚科医曰く、妊娠中のスキンケアの基本は、以下の3ステップがオススメとのこと。
洗顔も保湿剤も日焼け止めも、肌への刺激をなるべく減らした方が良いそうで、そのためには成分を確認し、香料やアルコール、硫酸塩などの刺激の強い化学物質が含まれていないかチェックした方が良いとのことでした。
それと朝夜のスキンケアに以下をプラスするのもおすすめみたい。
- 朝はビタミンC配合の製品(アスコル)がオススメ…!
- 夜はグリコール酸配合の製品がオススメ…!
上記は、肌の色の変化を予防し、改善するのに役立つそうです。
妊娠中のスキンケアは安全なのか…?
赤ちゃんへの影響を誰でも考えるのが妊娠中のため、当然、自分の肌に何をつけるかめっちゃ悩む人は多いそうです。
その件について皮膚科医曰く、
- 妊娠中でも安全に使用できるスキンケア商品は数多くあるが、一方で赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれている物もある
とのこと。
そのため、薬を飲んでいる場合やスキンケア商品について、産婦人科医と皮膚科医に必ず聞いた方が良いそうです。必要に応じて適切なアドバイスがもらえるってことでした。まぁ、お医者さんに相談は基本ですからね~。
とはいえ、全部確認するのはなかなか難しいんで、まずは成分表示部分を見てみると良いとのこと。その上で以下に挙げるような成分が入ってないかチェックすると良いんだとか。
妊娠中に避けるべき成分
処方薬から市販のスキンケア商品まで、色々な物に胎児に先天異常リスクをもたらす成分が含まれている可能性があるとのこと。当然、妊娠中は使用を控えるべきですね。…ってことで、AADによると、以下の成分が含まれている物は避けた方が良いそうです。
- レチノイド(レチ系)は避けるべし…!:イソトレチノイン、トレチノイン、タザロテンなどの処方箋が必要なニキビ治療薬から、アダパレンなどのレチノールを含む市販のスキンケア商品と色々レチ系はありますが全て避けた方が良いとのこと。
- ハイドロキノンは避けるべし…!:肌の色を明るくするハイドロキノンも避けた方が良いとのこと。
- フィナステリドは避けるべし…!:脱毛症の治療薬であるフィナステリドも避けた方が良いとのこと。
- スピロノラクトンは避けるべし…!:ニキビや脱毛症の治療薬であるスピロノラクトンも避けた方が良いとのこと。
- テトラサイクリン・ドキシサイクリン・ミノサイクリンは避けるべし…!:抗生物質の一種であるテトラサイクリン・ドキシサイクリン・ミノサイクリンも避けた方が良いとのこと。
- 5-フルオロウラシル(5-FU)は避けるべし…!:皮膚がんの治療薬である5-フルオロウラシル(5-FU)も避けた方が良いとのこと。
普段、レチノールやハイドロキノンを使っている人もいるかと思いますんで注意が必要ですね。
妊娠中に控えめに使用すべき成分
ここで挙げられている成分は、妊娠中でも使用頻度を制限すれば安全とのこと。ただ、十分な研究が行われていない成分もあるんだとか。そのため、皮膚科医に相談しつつ、妊娠中は使用頻度を制限するよう伝えているらしい。まぁ、上記程ではないにしてもなるべく最小限にするか避けた方が良いかもですね~。
ではどのような成分なのか見てみましょう。
- 高濃度(2%以上)のサリチル酸は最小限にすべし…!:ニキビ治療や角質除去に効果的な高濃度(2%以上)のサリチル酸ですが、妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- 過酸化ベンゾイルは最小限にすべし…!:ニキビ治療に使われる過酸化ベンゾイルも妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- パラベンは最小限にすべし…!:製品を長持ちさせるための成分であるパラベン(メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンなど)も妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- フタル酸エステルは最小限にすべし…!:香料やスキンケア商品を肌に留めておくのに役立つフタル酸エステル(ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジメチルフタレートなど)も妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- フェノールは最小限にすべし…!:保存料や肌の角質除去に用いられるフェノールも妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- トリクロサンは最小限にすべし…!:抗菌成分が含まれているトリクロサンも妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
- エッセンシャルオイルは最小限にすべし…!:ローズマリーやバジル、ジャスミンにセージなどのエッセンシャルオイルも妊娠中は最小限にした方が良いみたい。
個人的考察
以上「皮膚科医がオススメする妊娠中のスキンケア」でした。
基本的なスキンケアは変わらない印象ですが、細かく見てみると気を付けないといけないところが結構ある感じでしたね。
