【加筆内容】運動強度と食欲調節ホルモンの関係を見てみよう!
運動強度が高い程、食欲抑制効果は高くなる…!
2012年のワイオミング大学の研究によると、ランニングとウォーキングがもたらす食欲調節ホルモンへの影響について調べてみたそうです。
この研究は、18~40歳の健康な女性19名が参加したもので、このうち9名は普段からランニングをしており、残りの10名は普段からウォーキングをしている方々となっております。
んで、まず実験開始の約2週間前にトレッドミルを用いて全員のVO2max(心肺機能)をチェックしたそうな。
次に実験当日、以下の運動方法を試してもらったらしい。
- VO2maxの70%(中程度の有酸素運動)で60分間走ってもらった。
- 60分間歩いてもらった。
併せて、採血や空腹感、満腹感なんかをチェックしたとのこと。
最後に集まったデータを統計処理したそうです。
それでは結果を見てみましょう。
- 食欲促進ホルモングレリン、食欲抑制ホルモンペプチドYY(PYY)・GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)ともにランニング後に上昇していたが、ウォーキング後には変化がなかった…!
- 相対的なカロリー摂取量は、ランニングが-194±206kcal、ウォーキングが41±196kcalだった…!
- 但し休憩後、ランニングをした人たちは299±308kcalを摂取し、ウォーキングをした人たちは284±121kcalを摂取していた…!
つまり、運動時間が同じ場合、強度が高いとより食欲が抑えられた…!ってことですね。
個人的考察
但し以前に「運動や筋トレはダイエットに使えるのか?」の記事で書いた通り、運動でのダイエットはおすすめしません。
あくまで食事や睡眠に手を付けたのち、更にオマケでやる場合は強度を高くした方が良いよ~ぐらいの感覚がよろしいかと。