「完璧主義」は良いのか悪いのか?活かすにはどうすべきか?考えてみる! その1
皆さんは完璧主義と聞いてどのようなことを思い浮かべますか…?
おそらく几帳面とかストイックとか神経質など、良くも悪くも様々な印象が浮かぶでしょう。
今回はそんな完璧主義についての研究を見ていきつつ、
- 完璧主義は良いのか悪いのか…?
- 完璧主義を活かすにはどうすべきか…?
そもそも完璧主義(完全主義・Perfectionism)は、細かい種類に分けることが出来る…!
冒頭で書いた通り、完璧主義には色々なイメージがございます。
その理由は、
- 完璧主義は、細かい種類に分けることが出来るから…!
ってのが大きいかと。
まず完璧主義の初期の研究としてご紹介しておくのが1980年の研究になります。
まず完璧主義の初期の研究としてご紹介しておくのが1980年の研究になります。
この研究では、
- 完璧主義は1種類しかない…!
- 完璧主義は単なる機能不全の性格特性だ…!
としておりました。
一方で初期の研究では、2種類あるんじゃない…?って話もございました。
例えば1978年の研究を見てみると、
- 正常な完璧主義と神経症的な完璧主義の2種類があるぞ…!
って感じだったんですよね。
その後、完璧主義には数種類あるんじゃないか説が結構広まりまして、色々な説が出ております。更に3種類に分かれるぞ…!って話もあったり。
例えば1991年のオタワ大学などの研究によると、4つの実験により、大きく以下の3種類に分けることが出来るらしい。
- 自己指向的完璧主義→自分自身に完璧を求めるパターン。
- 他者指向的完璧主義→他人に完璧を求めるパターン。
- 社会規定的完璧主義→他人が自分に完璧を求めるパターン。
ただ、これらの研究を見ていくと、どうやら完璧主義ってのは、
- 完璧主義的努力
- 完璧主義的懸念
っていう2種類に割り当てることが出来るみたい。
んでその辺について詳しく書かれているのが2017年のゲーテ大学の研究になります。
ちょっとそれぞれの特徴をまとめてみますと以下のような感じです。
- 完璧主義的努力:完璧を目指し、非現実的な高いパフォーマンス基準を設けること(自分に対する高い基準、自己指向的完璧主義、卓越性を目指すこと)、秩序と組織化、事前の計画(計画性)、他人に対して非現実的な高いパフォーマンス基準を設けること(他者指向的完璧主義、他人に対する高い基準)
- 完璧主義的懸念:過度な自己批判(ミスに対する懸念)、自己基準と実際のパフォーマンスとの間のズレ(不一致)、行動に対する疑念、ミスや失敗を繰り返すというネガティブな反応、他人からの承認を求め、批判に敏感であること(承認欲求)、親からの期待とプレッシャーの認識(社会規定的完璧主義)
また、先行研究により、
- 完璧主義的努力は成功への希望と正の相関がある…!
- 完璧主義的懸念は失敗への恐怖と正の相関がある…!
- 完璧主義的努力は、自己効力感やパフォーマンスの向上と関連している…!
- 完璧主義的懸念は様々なメンタル問題、精神疾患と関連している…!
- 一方で完璧主義的努力もメンタル問題、精神疾患と関連がありそうであり、また、完璧主義的懸念の悪影響を緩和できる可能性もあって、ここら辺は良く分からない…!
- 更にややこしいのが完璧主義的努力と完璧主義的懸念の間には、大きな相関関係(r=0.58~0.72、r=0.69)、つまり重複が見られる…!
と出ております。
つまり、自分自身や他人に完璧を求めるのはそんなに悪くなさそうだけど、他人から自分に完璧を求めるのはヤバいし、自分自身や他人に完璧を求めるのも行き過ぎるとヤバいってことですね。
これはなかなか難しい問題だ…。
個人的考察
ということでまずは完璧主義の種類について見てみました。
続きは来週です。
