アメリカ皮膚科学会(AAD)から学ぶ、スキンケアの秘密を見てみよう! その21「全身用デオドラントの基本と注意点」
今回もアメリカ皮膚科学会(AAD)のサイトに載っているスキンケアの秘密ってのを見ていきます。
アメリカ皮膚科学会(AAD)による「全身用デオドラントの基本と注意点」
今回は、アメリカ皮膚科学会(AAD)による「全身用デオドラントの基本と注意点」を見ていきたいと思います。
夏になると気温が上昇し、汗をたくさんかくことが多くなります。そんな時に気になってくるのが汗の臭い。そして対策の一つとしてデオドラントがございます。特に全身用デオドラントは便利だと言われているんですな。
では本当に使うべきなのか…?ってことで、AADの見解を見てみましょう。
全身用デオドラントってなに…?
全身用デオドラントには、クリームタイプやスティックタイプ、スプレータイプなど様々な商品がございまして、その多くは、お肌になじみやすく密着性を高めるために、グリセリンなどの成分が入っております。そして全身用デオドラントは、体臭や汗の臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑える効果があるんですな。
主な成分としては、
- 体臭や汗の臭いを隠すための香り成分
- 汗を吸収し、さらさらした肌触りを実現する成分
- 体臭や汗の臭いの原因となる細菌に作用する成分
って感じでして、制汗剤とは異なり、発汗量を減らす効果はありません。
因みに全身用デオドラントに塩化アルミニウムなどが入っている場合は発汗量を減らす効果がございます。
全身用デオドラントは本当に全身に使って良いのか…?
全身用デオドラントって聞くと、ついつい全身に塗るべきものだと思っちゃいますよね。私もそうでした。但し、AAD曰く、そうじゃないよーとのこと。
なんでも全身用デオドラントに含まれる成分には、敏感な部分のお肌を刺激する可能性があるらしい。
そもそも体には全身に汗腺があり、臭いを発する汗を出すのはそのうちの一部だけとなっております。そして汗が皮膚上の細菌と混ざり合って体臭が発生するんですな。そのため、体臭や汗の臭いを抑えたい場合は、臭いの発生源となる部分にのみ全身用デオドラントを塗ると良いとのこと。逆に臭いのない部分に塗っても意味はないそうです。
具体的には、以下の部分は体臭の原因となるみたい。
- 脇の下
- 足
- 股関節
それと香料入りの全身用デオドラントを股関節に塗るのは止めた方が良いそうです。敏感肌を刺激するリスクが高まり、酵母菌感染症(カンジダ症)リスクが高まるとのこと。
全身用デオドラントは多汗症に効果があるのか…?
多汗症は、発刊の必要がない場合でも日常生活に支障をきたすほど汗をたくさんかいてしまう状態のことを言います。多汗症の人は、脇の下、手のひら、足の裏、頭などに汗をかくことが多く、全身に汗をかく場合もあるみたい。
んでこの多汗症に全身用デオドラントが効くのかって話なんですが、結論から言うと、効かないよーとのこと。
上記にも書いた通り、全身用デオドラントに制汗剤の効果はない為、意味がないんですな。但し、これまた上記に書いた通り、塩化アルミニウムなどが入っていれば発汗量を減らす効果があるんで意味はあるとのこと。因みに制汗剤は皮膚科医が多汗症を治療する際の最も一般的な方法の一つらしい。それと効果が高いのは処方箋が必要な制汗剤ですが、薬局に売っている市販の制汗剤でも効果はあるそうです。
個人的考察
これからの季節、全身用デオドラントを使うことも多いかと思います。是非ご参考にしてくださいませ。
因みに異常な体臭や強い体臭があれば、皮膚科を受診する事も選択肢の1つとのことでした。
