先週の続きです。
今回も朝食と睡眠の研究を見てみようかと思います。



食事(朝食)と睡眠の関係について大学生を対象に系統的レビューを行ってみた…!

2026年のミシガン大学の研究によると、食事(朝食)と睡眠の関係について大学生を対象に系統的レビューを行ってみたそうです。
そもそも先行研究により、食事と睡眠は相互に関係している物だとされております。
具体的には、

  • 睡眠不足や睡眠の質が低下すると、食欲調節が上手くいかなくなる、カロリー密度の高い食品ばかり食べたくなる、カロリーバランスを上手くいかなくなる
  • カロリー質が低下する、食事のタイミングに問題があると、概日リズムが狂う、睡眠の質が低下する、睡眠の持続時間が短くなる

って感じ。そしてどちらも対策可能だとしております。
ただ、大学生ってのは、食事・睡眠共に問題が起きやすい時期なんですよ。
そのため今回、寮生活を送る大学生を対象に先行研究結果をまとめ、そこんところがどうなのか深掘りしてみたんだとか。
まず研究者たちは、2026年2月6日までに発表されている該当研究をPubMed、Embase、Scopus、Web of Science、PsycINFOで検索してみたそうな。すると合計2,669件の研究がヒットしたとのこと。次のこの中で被っている研究や質の低い研究を除外していったらしい。
最終的に選ばれた研究は57件でして、以下の特徴があったそうな。

  • サンプルサイズ:54人~20,222人
  • 総サンプル数:53,207人
  • 国の数:日本を含む44の異なる国の大学生が対象
  • 年齢範囲:17歳~38歳
  • 平均年齢21.3±1.0歳
  • 女性の割合:63.4%
  • 女性のみの研究、又は研究対象集団の75%が女性である研究の数:21件(37%)
  • 研究の種類と数:横断研究が52件、縦断研究が4件、RCTが1件

それでは結果を見てましょう。

  • 健康的な食生活は、睡眠の質の向上と概ね関係していた…!
  • 果物野菜牛乳、タンパク質の摂取量が多いと、睡眠の質が高くなったり、適切な睡眠時間(7〜9時間)を取れることが多くなるっぽかった…!
  • ソフトドリンク加工食品超加工食品の摂取量が少ないと、睡眠の質が高くなったり、適切な睡眠時間(7〜9時間)を取れることが多くなるっぽかった…!
  • 食事のタイミングが遅いと睡眠に悪影響が出ていた…!

まぁ、この辺は先行研究結果と同じですねー。
んで、ここからが本題でして、朝食と睡眠の関係を見てみます。
まず大学生を対象にした朝食と睡眠の研究は全部で7件あったとのこと。
そして、


の6件の研究により、

  • 朝食を取ることは、睡眠の質の向上、就寝時間の早さ、適切な睡眠時間と関係があった…!

とのこと。
一方で2016年のサン・セバスティアン大学の研究では、過体重・肥満、性別、運動の有無といった変数を調整した結果、朝食の摂取と、睡眠時間は関係がなかったと出ているみたい。