私が所属する事業所では就労移行支援というサービスを行っておりまして、これは障がいのある方が一般就労出来るようサポートする障害福祉サービスとなっております。

そのため就職活動を支援するのですが、そこで問題になるのが「やりたい仕事」に就くか「出来る仕事」に就くかってことです。どっちの方が「仕事への情熱」が湧き、その人にマッチした仕事、つまり「天職」になるかって話ですね。

今回はその辺について調べた研究をご紹介します。是非、進路や支援のご参考にしてくださいませ～。

2015年のミシガン大学の研究によると、「仕事への情熱」がどのようにして生まれるのか調べてみたそうです。

そもそも、仕事への情熱は大事…！って話をよく聞きますが、相反する2つの方向性から生まれると考えている人が多いそうな。

その2つとは、

って感じ。

要は、天職に就けると情熱が湧くか、仕事をしていると情熱が湧き天職になるかって話ですね。ではどっちが正しいのか…？ってことで今回調べてみることにしたらしい。

実験は全部で4つ行われたそうで、いずれも上記タイプの考え方についての期待度や優先度、その結果なんかが調査されたみたい。

気になる結果は実にシンプルでして、

とのこと。

世間では天職に就くのが大事だと言われがちですがどっちも変わらないみたい。

というのも右から行っても左から行っても結局ゴールは同じって感じでして、適合理論タイプは天職に就くまで転職を繰り返すし、どこかは妥協しなければいけないし、反対に、発展理論タイプはやりたくない仕事でもグダグダ我慢してしまうけど、そのうち面白さに気付くチャンスがあるとも言えるしみたいな感じらしい。なるほど確かに言われてみればそうなりそうですな。