当ブログの記事の中で、たまにパレオダイエットってのが出てきます。
例えば、


の記事ですね。他の食事法と比較する研究で多く出てきている印象ですな。
ただ、今までしっかりと一つの記事にしていなかったんですよね。そこで今回は「パレオダイエット」について、ご紹介したいと思います。



パレオダイエットってなに…?

まずパレオダイエットってのが何なのかって話からしていきます。
パレオダイエットとは、旧石器時代の食事スタイルをマネるダイエットのことを言います。旧石器時代におそらく普段から食べられていただろうな~と思われる食品をメインに食べていくって感じですね。但し、実際に食べていたかどうか調べるのは結構難しいので、太古の暮らしを今も続けている狩猟採集民の食生活から推測する事も多かったりします。つまり、パレオダイエット=旧石器時代の食事≒狩猟採集民の食事って感じです。
んで具体的にどのような食事をするのかと言いますと、

【積極的に食べる物】

【食べない物】

のようになっております。
なるべく加工度の低い食品(未加工食品)を積極的に食べつつ、加工食品や超加工食品を最小限しか食べないって感じですな。言い換えれば、カロリーの質の高い食事をするとも言えます。



世界中の狩猟採集民の食生活をチェックし、主要栄養素などをまとめてみた…!

2000年のコロラド州立大学の研究によると、世界中の狩猟採集民の食生活をチェックし、主要栄養素などをまとめてみたそうです。
上記にも書いたように、旧石器時代の食生活(農耕以前の伝統的な食生活)は、狩猟採集民の生活様式から推測すると言う、間接的な方法を取ることが一般的です。そのためこの研究では、多様な狩猟採集民の食事データを集めて、主要栄養素の摂取量を推定してみたんだとか。更に、狩猟した動物の体脂肪率の違いによって狩猟採集民のタンパク質摂取量が変わるのか、タンパク質の摂取量の上限が他の主要栄養素にどのような影響を与えるのかも見てみたらしい。
んで分析した結果、

  • 狩猟採集民はいつでもどこでも、動物性食品を大量に摂取(摂取カロリーの45~65%)していた…!
  • 世界中の狩猟採集民のほとんど(73%)は、生活の50%以上(摂取カロリーの56~65%以上)を動物性食品から摂取していた…!
  • 一方で狩猟採集民のわずか(14%)だけ、生活の50%以上(摂取カロリーの56~65%以上)を植物性食品から摂取していた…!
  • 動物性食品をガンガン食べる・野生の植物性食品は炭水化物が相対的に少ないことが相まって、タンパク質が19~35%、炭水化物が22~40%と、高タンパク質食な食事スタイルになっていた…!

とのこと。



個人的考察

まずは狩猟採集民は肉メインの高タンパク質食だ…!って研究を見てみました。
でもそんなに肉ばっか食って心臓とか血管とか大丈夫なんか…?ってことで、次回に続きます。



参考文献