今回は、2021年にCAMHが発表した、若者のうつ病治療に問題解決療法は有効なのか調べたメタ分析を見てみます。



若者のうつ病治療に問題解決療法は有効なのかメタ分析を行ってみたけど…。

2021年のCAMHの研究によると、若者のうつ病治療に問題解決療法は有効なのかメタ分析を行ってみたそうです。
うつ病ってのは、思春期によく見られる精神疾患の一つであります。一方で、うつ病治療に有効だと問題解決療法は言われております。そして成人のうつ病に問題解決療法は有効だといくつかのメタ分析で出ておりましたよね。
ただ若者だとどうなのか…?ってのはまだ研究としてまとめられていなかったらしい。そこで今回チェックしてみることにしたんだとか。因みにこの研究では若者の定義を14歳から24歳としたとのこと。
まず研究者たちは、2020年6月までに発表された該当研究をAPA PsycINFO、CINAHL、Embase、MEDLINE、Web of Scienceで検索してみたそうな。併せて、2005年から2020年7月までに発表された若者のうつ病治療ガイドラインも探してみたらしい。
更に主要な研究の参考文献をチェックしたり、引用文献をチェックしたり、灰色文献(商業出版や学術出版に載らない文献)もチェックしたんだとか。
すると最初の研究で、790件と14,754件の研究がそれぞれ見つかったとのこと。次にこの中で重複している研究や質の低い研究を除いていったみたい。
最終的に選ばれた研究は、8件の研究と23件の若者のうつ病治療ガイドラインだったそうです。
これらをメタ分析にかけた結果、

  • 自己報告によるうつ病の重症度の効果量は小さく有意ではなかった(g=-0.34)。また異質性も高かった
  • バイアスリスクの高い1件の研究を除いて再度チェックしてみると、自己報告によるうつ病の重症度の効果量はなくなった(g=-0.08)。また異質性も低くなった
  • 各研究の質を評価すると、エビデンスの全体的な質は非常に低かった

とのこと。
つまり2021年時点では、研究は少ないし、質も低くて良く分からん…!って感じだったみたい。今後の研究に期待ですね~。



個人的考察

個人的には、若者でも効果はありそうかな~と思っていたんでちょっと残念な結果でした。