さて、今回も位置ゲーの研究を見ていきますかー。
ということで今日ご紹介するのはポケモンGOと幸福度の関係についてです。他のゲームでも言えそうですが、ゲームをして幸せを感じる人もいればそうでない人もおります。では、ポケモンGO(位置ゲー)の場合はどうなのか…?ってことでその辺をチェックしておきましょう。



ポケモンGOが楽しかったり友達とやると幸福度はアップする…!現実逃避や寂しさ回避でやるとダウンする…!

2017年のメンフィス大学の研究によると、ポケモンGOをプレイする理由と幸福度への影響について調べてみたそうです。
この研究はポケモンGOをプレイしている男女262名(男性55%、女性45%)に協力をお願いしたもので、平均年齢は30.71歳とのこと。なんでもこのためにポケモンGOをする理由スケールなるものを作成し、それを使って動機と幸福度をチェックしたらしい。
その結果、以下の7つの理由からポケモンGOをプレイしていたんだとか。

  1. 運動のため
  2. 楽しいから
  3. 現実逃避のため
  4. 寂しさを紛らわすため
  5. 友達と一緒に遊んでいるため
  6. 新たな関係性を作るため
  7. 達成感を感じるため

んで、この中で実際に幸福度にプラスの影響とマイナスの影響を与えていた理由があったそうで、このような感じとなっておりました。

  • 「楽しいから」、「友達と一緒に遊んでいるため」の理由でポケモンGOを行っている人と幸福度には正の相関関係があった…!
  • 「現実逃避のため」、「寂しさを紛らわすため」の理由でポケモンGOを行っている人と幸福度には負の相関関係があった…!
  • 「新たな関係性を作るため」の理由でポケモンGOを行っている人と幸福度には正と負の両方の相関関係があった…!

つまり、ポケモンGOが楽しかったり、友達がやっているから一緒にやっているって人は幸福度がアップし、現実逃避や寂しさ回避でポケモンGOをやっている人は幸福度がダウンすると。さもありなんって感じですな。また、新たな人間関係の形成の場合は、上手くいきゃ~そりゃ幸せになりますし、まずったら不幸せになりますよね。こちらも容易に想像できますな…。



個人的考察

正直今回の結果はポケモンGOに限らずゲーム全般、もっといえばネット依存やSNS問題など様々な部分でも言えるのかな~と思いました。つまり孤独と友達という人間関係のメリット・デメリットが深く関わっているってことですね。また、自分が楽しいからやる…!という部分もまぁ、納得できるかと(難しく言うとACTの価値の明確化とコミットメントですな)
いずれにしてもゲームは自分一人でも他者とでも楽しくやりたいですね~。



参考文献