物覚えが良い人とそうでない人の違いって何なのか…?ってのを調べた研究が載っていましたんでご紹介しておきます。


物覚えが良い人とそうでない人の違いって何なのか…?

2015年のフォーブスの記事に載っている2015年のペンシルベニア大学などの研究によると、20人の参加者を対象に簡単な視覚トレーニングを6週間にわたって行ってもらったそうです。更にトレーニング中、参加者の脳をfMRIでチェックし通常の脳の状態との違いを見比べてみたそうな。因みに今回の実験は6週間と長い時間を用いて脳の学習機能をチェックしたのがポイントとなります。実際に皆が物事を覚える状況に近いってことですね。
では、早く学習できる人とそうでない人の違いを見てみましょう。

  • 一番早く学習できた参加者の脳は、実行機能を管理する脳の部分である前頭前野と前帯状皮質の活動が徐々に減少していた…!
  • 逆に、他の参加者の脳は考えすぎで行き詰まっているみたいで、学習プロセスが大幅に遅くなっていた…!

とのこと。
つまり学習スピードが速い人ほど、深く考える時に使う脳機能を使っていないことになりますね。例えば、前頭皮質は計画を綿密に立てる時に使います。そこには計画を達成するための様々なパターンを予測しなければいけないですが、それらを使っていないってことですね。
逆に学習スピードが遅い人は、これらの機能を使ってしまうせいで色々考えてしまい、それが脳の学習を妨げている可能性があるみたいです。
一旦物事を覚え始めたらそのやり方を疑わず決めた期間まで覚えることのみに集中すると良い…!ってことですねー。



個人的考察

学習方法については始める前に計画し、始まったらそのやり方でただひたすら覚えるために学習、区切りのところでフィードバッグし、計画を微調整ってのが良さそうな感じ。となれば、やはりポイントは切り替え、シングルタスクということになるんでしょうかね。



参考文献