バイアス(思い込み)に引っかからない為のユーザーガイドを見てみよう!
当ブログでは様々なバイアス(思い込み)がご登場しております。人間は意識していないと簡単にバイアスに飲み込まれてしまうんで、まずはその存在、つまりバイアスを認識することが引っかからない為の第一歩となります。
バイアス(思い込み)に引っかからない為のユーザーガイドを見てみよう…!
2014年のデューク大学とペンシルベニア大学ウォートン校の研究によると、過去に行われた認知バイアスの研究をレビューしてユーザーガイドを作ってみたそうです。ポイントは以下のような感じ。
マイナスなイメージを想像する
根拠のない自信やポジティブシンキングは、失敗に対する予想が上手くできないので、バイアスに飲み込まれ、結果、決定・決断を失敗してしまう可能性が高いそうです。そのため、あえてマイナスなイメージを想像することによってバイアスを回避できるようになるんだとか。
決定・決断は余裕がある時に行う
決定・決断はなるべくストレスがないときに行うのがベストということで、余裕がある時に行うと良いみたいです。特に大事な場面での決定・決断は時間や心に余裕をもって考えの幅を広げたり、ダブルチェックをすると良い感じとのこと。
一人で考える時間を作る
他人と意見を交わすのはもちろん大事ですが、一人で考える時間を作ることもバイアス回避には重要なんだとか。確かに他人と話してしまうと流されてしまう時ってありますからね~。因みに他人の意見を踏まえて決めた時よりも自分一人で決めた時の方が正確性が増すって話もあるみたい。
これらの話はスーザン・ケインさんのTEDトークの話やブレインストーミングよりもブレインライティングの方が良いって話に通じるかと思います。
計画を立てる・if-thenプランニングを使う
人間が目先の誘惑に弱いのは皆さんも知っての通り。そのため、計画をしっかり立てておくことがとても重要なんだとか。また、if-thenプランニングを使ってあらかじめ取るべき行動を決めておくとかな~り目標達成率が上がるみたいです。
セルフコントロールを当てにしない
なんでも大多数の人はいざとなったらどうにかできると思っているそうで、これは自分も頑張ればできた…!など良い訳で良く聞く話ですね。しかし、いざその時が来ても簡単に目先の欲に負けてしまうそうな。つまりここにバイアスがあるってことですね。そこで、まずはセルフコントロールを過信しないと良いみたいです。その上で、上記に書いた通り計画をしっかり作ってそれに従って淡々と動いていくと上手くいくそうな。確かにあらかじめ決めた内容に沿ってシングルタスクで動いた方が誘惑にも対抗しやすそうですよね。また習慣化も同様のことが言えるかと思います。