睡眠の質を上げる食事・下げる食事を調べてみたぞ!って話
睡眠に良い食事・悪い食事について調べてみた…!
2016年のコロンビア大学のRCT・クロスオーバーデザインによると、睡眠に良い食事・悪い食事について調べてみたそうです。そもそも睡眠時間が短いと肥満や体重増加のリスクがアップします。また睡眠制限によってカロリー摂取量の増加や間食の増加、カロリー密度の高い食品の摂取量の増加なんかも起こるんですな。しかし逆の因果関係、つまり食品の選択や食習慣が睡眠に与える影響についてはあんまり注目されていなかったとのこと。そこで今回調べてみることにしたんだとか。
この研究は、BMIが22~26kg/m2で、1日7~9時間睡眠をしており、且つ、昼寝をしていない30~45歳の男女を対象にしたもの。但し、一人外れ値(極端な結果の数値)の方がいたそうで、最終的なサンプル数は男性14名と女性13名だったそうな。またこの方々の平均年齢は35.1±5.1歳でBMIは23.5±1.3kg/m2だったそうです。
んで、まずこの方々を以下の2グループにランダムに振り分けたそうな。
- 短時間睡眠グループ:午前1時から午前5時までの4時間睡眠をしてもらった。
- 理想睡眠グループ:午後10時から午前7時までの9時間睡眠をしてもらった。
この睡眠方法で5泊(6日間)実験を行ってみたらしい。
次にこの間の食事なんですが、最初の4日間は両グループとも、朝食は8:00、昼食は12:00、間食は16:30、夕食は19:00に食べてもらったそうです。
また、食事の三大栄養素を以下のようにしたみたい。
- 最初の4日間は、管理された食事を食べてもらった。具体的には、1日のカロリー摂取量のうち脂肪が約31%(飽和脂肪は約7.5%)、炭水化物が53%、タンパク質が17%。
この後の5,6日目は、自由な時間に自由な食事をとってもらったとのこと。因みに25ドル渡されて、自分で買ってもらったみたい。併せて、食事の摂取量や睡眠状態のデータも取ってみたんだとか。
上記終了後、3週間のウォッシュアウト期間を空けて、グループを入れ替え、同じことを行ってみたそうです。
最後に集まったデータを統計処理したところ、以下のようなことが分かったそうな。
- 自由な食事後、徐波睡眠(深い眠り状態)が減少し、入眠潜時(眠りにつくまでの時間)が長くなった…!
- 食物繊維の摂取量が多いほど、ステージ1(睡眠段階1:覚醒から眠りへ移行する最も浅い睡眠状態(まどろみ状態)のこと)が減少した=すぐにぐっすりモード・深い眠りに移行した…!
- 食物繊維の摂取量が多いほど、徐波睡眠が増加した…!
- 飽和脂肪酸由来のカロリー摂取が多いと、徐波睡眠が減少した…!
- 糖質及びその他の炭水化物由来のカロリー摂取が多いと、覚醒が増加した…!
つまり、食物繊維の摂取量が少なく、脂肪と糖質の摂取量が多いと、睡眠が浅くなり、回復力も低く、覚醒回数も増えるみたいですねー。
