痛風ってなんで痛みがあるの?
私は痛風の激痛に見舞われたことが運良くないのですが、聞くところによると七転八倒するらしいですよね。
プリン体を食べれば激痛が…!は実はあんまり関係ない
2012年のラリボワジエールAP-HP病院の研究によると、プリン体が豊富な食品と痛風の痛みの関係について調べてみたそうです。
早速結論から見てみると、プリン体が豊富な食物は、痛風の偶発的発作と急性発作の両方に関連していたそうです。そして、長期的にプリン体をたくさん摂取し続けると尿酸値を上げることになり、結果、痛風になる可能性が高まるとのこと。
…っとここまでは、まぁ、ですよね~って感じですよね。
ただ、ここからがちょっと面白くて、
- しかし、プリン体の摂取に伴う尿酸値の一時的な増加は、直接的な痛風の発症となる可能性は低い。プリン体は、痛風の急性発作には関係ない可能性がある
とのこと。
つまり、プリン体を一時的に食べまくって、尿酸値が上がっても即痛風とはならないみたいですねー。やっぱ慢性的な摂取ってのが怖いっぽいです…。
一旦痛風になった人がプリン体の多い食事をするとヤバい…!
タガが外れる、ではないですが、糖尿病のように一度防衛ラインが突破され、決壊してしまうとヤバいのは痛風も同じみたいです。
というのも2012年のボストン大学の研究によると、痛風患者633人に協力をお願いし、プリン体の摂取量と痛風の再発発作の関係について調査したそうです。実験はクロスオーバーデザインで行ったとのことで、オンラインで1年間追跡調査もしたんだとか。
そこで分かったことは、
- 痛風患者が急に大量のプリン体を摂取すると、痛風の再発発作のリスクが、ほぼ5倍増加した…!
とのこと。
つまり、一旦痛風を発症している人は一気にたくさんのプリン体摂取はしない方が良い…!ってことですね。
因みに研究者曰く、特に動物由来のプリン体が豊富な食品の摂取量を減らしたり、食べないようにすれば、痛風発作のリスクをダウンさせられる可能性があるよ…!ってことなんで、合わせて覚えておくと良いかもしれません。
痛風の方は炎症性サイトカインが多い
1997年のラパス大学病院の研究によると、様々な関節症における炎症物質の関係性について調べてみたそうです。
関節リウマチ、変形性関節症、痛風なんかの患者の血液を調べた結果、CRP(C反応性タンパク)やIL-6(インターロイキン6)などの炎症性サイトカインが多かったそうです。
関節リウマチ、変形性関節症、痛風なんかの患者の血液を調べた結果、CRP(C反応性タンパク)やIL-6(インターロイキン6)などの炎症性サイトカインが多かったそうです。
どうやら、この炎症性サイトカインが尿酸塩とセットになって激痛を起こしているっぽいですねー。
個人的考察
どうなんでしょうね…?