他人への影響力はどのぐらいありますか…?
…っと聞かれるとおそらくたいていの方は、全然ない…!と答えるのではないでしょうか…?
別に謙遜は悪い事じゃないんですが、実はここから派生して言わない、言えないって感じになっていくと結構まずいんですよね。
ってことで今回はそんなお話です。



自分が他人に与える影響力について過小評価している…!

2013年のウォータールー大学などの研究によると、皆自分が他人に与える影響力について過小評価しているんじゃないのか…?について調べてみたそうです。
というのも研究者曰く、

  • あらゆる会社組織に於いて従業員は、部下や同僚、上司に対して影響力を持っている

ってことなんですよね。
しかし、自分ではこの影響力を自覚していないって言うんですよ。ではなぜ自覚しないのかというと、バイアスが働いて職場での他人への影響力を過小評価しているからってことなんですよね。
そしてこの影響力の過小評価が何をもたらしているのかと言いますと、

  • 社員が会社をもっと良くするために、自分が先頭に立つことを嫌がる
  • 上司が部下の業績不振について、自分の役割を意識しなくなる
  • 社内で不正行為があっても、黙っている

ってことにつながるそうです。う~ん。あるあるですね~。
では対策としてどうすれば良いのかと言いますと、

  • 社員一人一人が他の社員への自分の影響力をしっかり認識できるようにしていく…!

ってのが大事らしい。やっぱり認識ってのは大事ですかー。
でも認識が大事なのは分かるけどどうやって…?って感じですが、あることを言った場合と言わなかった場合の比較判断影響力の客観化(言ったことにより実際どれぐらい変化があったか)なんかをすると良いとのこと。
確かにこれらの方法なら影響力が分かりやすいですねー。



個人的考察

上記を支援に当てはめるなら、利用者さんへ伝えた場合とそうでない場合、伝えてどう変化したかを見るために日々起こった出来事や支援した内容をしっかり記録に残しておくことが重要だと思います。
そして個別支援計画の為のモニタリングや達成度の会議などで見直すと結構、何気ない支援の影響力、自分の影響力が見えますよー(良くも悪くも)



参考文献