政府の調べによれば、日本の精神障がい者の人数は392万4千人ほどいるとのこと。日本だけでも、これだけ精神障がいに苦しむ方はいらっしゃるのですが、ここで疑問なのがヒトの進化の過程でなぜ精神障がいがなくならなかったのか…?ということ。
こんなに苦しむ機能なら本来、進化の過程でなくなっても良いと思うんですよね。そしたら、精神障がいに苦しむことはなくなりますし…。そもそも、精神障がいに苦しみ、自殺してしまう場合がありますが、生物として自殺って選択肢をとるのなんてまさに最悪の事態と言えるかと…。そもそも生物で自殺する自体が稀みたいですが…。

となれば、何か理由があるはず…!ってことで今回はその理由の可能性を一つご紹介しておきます。



精神障がいを発症するリスクという代償によって得た物はなんなのか…?

2012年のエディンバラ大学などの研究によると、進化の過程でなぜ精神障がい(精神病)はなくならなかったのか…?の疑問について、可能性を示しておりました。
早速結論を書きますが、それは、

  • 高度な知性は遺伝子の変化によって生まれた可能性が高い…!
  • その副作用として精神障がい(精神病)を発症する確率も高くなった…。

とのこと。つまり、ヒトは頭が良くなることを引き換えに精神障がい(精神病)を発症するリスクも得てしまったという可能性があるみたいです。う~ん。等価交換…。
この仮説だと、なるほど、進化の過程でなくならなかったわけですね…。
にしても、得る物が大きかった分、代償も大きすぎまっせ…。



個人的考察

知性を得る代価として精神障がいの発症リスクを背負ってしまったのは、どうしようもないんですが、近年、精神障がいの発症率が上がっているというのも見過ごせないところ。慢性ストレス加工食品陽に当たる時間が減ったなど色々な可能性が示唆されておりますが、できるところから手を付けて発症のリスクを抑えたり、寛解を目指していくということが大切な気が致します。



参考文献