次々と変異株が登場し、止まる事を知らず猛威を振るいまくるコロナ…。
いい加減治まってくれ…!と思いますがそのためにも日々のコロナ対策が重要となるでしょう。
…っとここで気になるのが、当時なんとなく言われ始め実践したコロナ対策って本当に今でもベストな対策なのか…?ってこと。つまり、コロナ対策って本当のところ、どのような方法が有効なのか…?ってことですね。
この疑問の回答が2021年11月18日に公開された最新の論文に掲載されていたんですよね。
ということで今回は、現時点の新型コロナウイルス対策研究を調べまくってみたよ…!って研究をご紹介しておきます。



現時点の新型コロナウイルス対策研究を調べまくった…!

2021年のモナシュ大学の研究によると、新型コロナウイルスに感染又は感染し死亡するリスクを減らすにはどのような対策が有効なのか…?について現時点の研究をまとめてみたそうです。つまり、系統的レビュー・メタ分析を行ったってことですね。
まず初めに研究者は、Medline、Embase、CINAHL、Biosis、Joanna Briggs、Global Health、WHO(世界保健機関)にあるデータを検索し、新型コロナウイルスの感染、死亡率の減少に有効とされる対策を調べた観察研究と介入研究をピックアップしたそうな。
コロナに有効とされる対策は、

  • 手洗い
  • マスクの着用
  • ソーシャルディスタンス

を選んだそうで、いずれも皆さんが良く聞き、実践している方法ですよね。これらがコロナの発症率に及ぼす影響を調べたそうな。
最終的に選ばれた研究は72件でそのうち35件が個別の感染対策を評価しており、残りの37件が複数の感染を評価していたとのこと。更に35件の研究のうち8件がメタ分析だったそうで、かなり信頼性の高い研究となっております。
では、早速結果を見てみましょう。まず、ざっくりとした結論は、上記の3つとも効果はあったそうです。
更に詳しく各対策の相関係数を見て行くと、

  • 手洗い:0.47(0.19〜1.12)
  • マスクの着用:0.47(0.29〜0.75)
  • ソーシャルディスタンス:0.75(0.59〜0.95)

がコロナの発症率の減少と関係していたとのこと。
振れ幅は違うけど、手洗いとマスクの着用が同じぐらいで、特に効果が高いのがソーシャルディスタンスなんですねー。へ~意外…!
この結果に研究者曰く、この系統的レビューとメタ分析は、手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスが個人対策及び社会的対策としてコロナの発症率の低下と関連していることを示している、とのことです。
因みに検疫や隔離、ロックダウン、入国禁止、学校閉鎖、職場閉鎖の有効性は研究がバラバラでメタ分析は出来なかったそうです。



個人的考察

ということでコロナ当初から言われている手洗い、マスクの着用、そして最も効果のあるソーシャルディスタンスという対策は効果があるので、しっかりやっていきたいところ。
特に手洗いについては、正式な方法がありますんで、詳しく知りたい方は以下をご覧いただくとよろしいかと思います。
私も再度気を引き締めて気を付けて行こう…。