2年以上前にEUREKA(エウレカ・ユーリカ)についての記事を2つ程書いたことがございました。


そして今回は、その補足や続きみたいな内容です。



エウレカ発動のポイントは広い感覚・楽しい・安心・リラックス状態+孵化効果

ドレクセル大学のジョン・キャニオス博士は神経科学者で、その著書「エウレカ・ファクター(ひらめきの要因)」には、アハ体験やクリエイティブな洞察力ってどうやって発動するの…?ってことをまとめております。
そもそも人の脳ってのは、

  • 右半球:直観力と創造力
  • 左半球:分析力と思考力

って感じで分かれているとのこと。集中モードと拡散モードと基本的には同じ考え方ですね。
んで、基本的にはどちらか片方を使うのが得意らしいのですが、中には必要に応じて切り替えて使えるタイプもいるらしい…。すごいですねー。しかし、パッと思いつくのとじっくり考えるというのは相反する脳の使い方なので同時には不可能なんだそうな。
では基本を抑えたところで、エウレカ(ユーリカ)の発動率をアップさせる方法を見ていきましょう…!

  • ポジティブな環境で考える:周囲の環境はエウレカ発動に非常に関係しているとのこと。楽しい雰囲気の場所の方が良いアイディアが浮かびやすいらしい。
  • 広い場所で考える:考える場所の広さと脳内の広さには関連があるそう。ベストは自然・屋外・空が見える場所
  • とがった物がない:リラックス&安心はエウレカ発動に必須とのこと。
  • ボーッとするデフォルトモードネットワークが起動する。
  • 寝る・昼寝デフォルトモードネットワークが起動する。睡眠中は記憶の整理が行われるので(だからインターリービング・スリープで記憶力がアップする)、その際にブルートシンク法が勝手に起こる可能性がある。キャニオス博士のオススメの方法でもある。
  • シャワーを浴びる:自分と周囲の境界線がなくなり空間との一体感が増す。また、リラックス・安心感もあるため、非常にエウレカが発動しやすい状態とのこと。

共通するポイントは広い感覚・楽しい・安心・リラックス状態と言ったところでしょうか。
更に孵化効果(一度問題から離れて時間を空けると良いアイディアが出ること)が発生するよう、人工的にマインドワンダリングを起こしやすいようにもしていますね。いずれも確かに押さえておきたいポイントですなー。



個人的考察

合わせて以下のアイディアの記事もご覧いただくと良いアイディアが浮かびやすいかもしれません。




参考文献