マインドフルネスは大事…!だから意識してそのような時間を作ろう…!って話は当ブログをお読みの方であれば納得でしょう。そしてマインドフルネス状態を体験したり、練習したりするのに最も適しているのが瞑想であります。
その効果や大切さは最近徐々に広まりつつある感じでして、例えば2023年のニューヨークポストによれば、ニューヨーク市の公立学校の生徒に毎日2~5分間の呼吸瞑想を義務付けたりして話題となりました。
そんな瞑想ですが、実際やろうと思うとちょっと面倒になったりしてしまうんですよね。なんでなかなか習慣化できない場合も多かったり致します。
そこで今回は、日々の生活の中でもマインドフルネス訓練を取り入れる方法として食器洗いを使った研究をご紹介します。



マインドフル食器洗い…!

2014年のフロリダ州立大学の研究によると、食器洗いで瞑想のようにマインドフルネスを体験・訓練効果が得られるのか…?について調べてみたそうです。
この研究は大学生51人が参加したものでして、以下の2グループに分かれて食器洗いを行ってもらったそうな。

  1. マインドフル食器洗いグループ:マインドフルで食器を洗ってもらう。
  2. コントロールグループ:特に何も指示せず食器を洗ってもらう。

その後、皆の感情についてチェックしたとのこと。
結果、マインドフル食器洗いグループはコントロールグループよりも、


そうです。
食器洗いでも瞑想と同じような効果が得られたんですね~。緩い研究+小規模研究だけど嬉しい結果ですな。



個人的考察

今回は食器洗いでしたが、他でも応用は可能かと思います。つまりマインドフルに作業を行えば良い訳でして、軽作業(単純作業)や食器洗い以外の掃除などでも良いんじゃないでしょうか。
ということで利用者さんに集中力を付けてもらいたい…!って時は、是非マインドフルに作業をしてもらえるよう声掛けなどの支援をしてみるとよろしいかと思います。
まぁ、マインドフルに軽作業をしましょう…!といきなり言っても訳が分からないので(笑)、例えば、

  • 今の作業に集中しましょう。もし疲れて意識が別の方にいったら、今疲れて意識がそれているな~というのを感じつつ、目の前の作業に意識を戻すよう心がけてみてください

って感じで伝えてみると良いかもしれません。



参考文献