カロリーの質を気にした場合に糖質はどのような食材から摂るのが望ましいのか…?
もちろんお菓子などの加工食品や精製小麦なんてのは論外として、全粒穀物とかも微妙な感じ…。
そこでおすすめしたいのが「じゃがいも」です。
しかし、じゃがいもはレクチンという問題とGI値の問題があって、う、う~ん…。ってなる方も多いのではないでしょうか…?
そこで今回は上記の問題を解決するようなじゃがいもの調理法を考えていきたいと思います。



じゃがいものレクチン対策

ご存知の方も多いようにレクチンは毒性がありまして、こいつが体内に入りますと腸の働きを阻害してしまいます。結果、リーキーガットの引き金になる事もあるんですが、ご安心ください。
1998年の研究によると、このレクチンは加熱調理をすれば毒性が消えることが分かっているんですよね。具体的には沸騰したお湯に10分程つければ毒性は消えるみたいなんで、しっかり煮てあげればよろしいかと思います。



じゃがいものGI値対策

じゃがいもはGI値が高いので血糖値を上昇させやすい食材となります。因みにじゃがいものGI値は87±3ぐらいとのことで、パンやごはんより高い数値でドキッとしてしまいますよね。しかし、100g当たりのグルコースの量は約37kcalと少ないんですよ。更にじゃがいもは血糖値を低くしてくれたり、上昇を抑えてくれたりなど安定させる作用もあるんで、その辺も考慮していくと単純に高GI値食材だからダメ…!とは言えないんですよね。
また1985年の研究によると、調理法によってもGI値は大きく異なるみたいで、例えば茹でた場合のGI値が60~70ぐらいなのに対して焼いた場合のGI値は100ぐらいになってしまうそうです。



じゃがいものベストは料理法と+α

以上を踏まえると、どうやらじゃがいもは茹でて調理するのがベストみたいです。
それではここから更にじゃがいもの効果をアップさせる食べ合わせをご紹介していきたいと思います。
2003年の国立健康・栄養研究所の研究によると、脂肪と一緒に摂取すると良いみたいなんですよね。つまりギーを使ったじゃがバターは超おすすとなります。
他にも1995年のヴェローナ大学の研究によると、緑黄色野菜と一緒に食べると良いそうなんで茹でたじゃがいもをサラダに混ぜ混ぜしてオリーブオイルと塩コショウで食べる…!ってのも良さそうですね。