皆さんは疲れた時に何を食べたくなりますか…?
私はやっぱチョコレートとかが食べたくなりますね~。でも、そういう自分の落ちた気分を回復させるために食べるってのは本当に効果があるんですかね…?
ってことで、今回はその辺のことが載っていたんでご紹介しておきます。



疲れたら甘い物♪みたいなのって本当に効果があるのか…?

2014年のミネソタ大学の研究によると、人々はネガティブな気分になったときに甘い物を食べるなどして、気分を回復させようとしますし、回復すると思っているそうです。では、実際に、他の食べ物よりも気分が本当に回復するのか、または食べない方が良いのかを調べてみたんだそうな。
つまり、疲れたら甘い物♪みたいなのって本当に効果があるのかを調べてみたそうで、これは気になる内容ですね~。

話しを戻しまして、実験は、まず、参加者に自分のネガティブな気分を回復させる食べ物と、それ以外の様々な食べ物についてオンラインでアンケートに答えてもらったそうです。次にネガティブになるような映画を見てもらい、気分が落ちたところで、

  1. アンケートで答えてもらった自分なりの気分転換の食べ物を食べてもらった
  2. 好きでも嫌いでもない普通の食べ物を食べてもらった
  3. 何も食べない

という感じで過ごしてもらったそうです。
因みに食品に含まれる砂糖やビタミンなど、気分に影響を与えそうな成分の効果が影響しないよう、短期間の気分の変化を測定したみたいです。
んで、結果は、

  • アンケートで答えてもらった自分なりの気分転換の食べ物を食べてもらうと、気分が大幅に改善した…!
  • 好きでも嫌いでもない普通の食べ物を食べてもらうと、気分が大幅に改善した…!
  • 何も食べないでいてもらうと、気分が大幅に改善した…!

って感じだったらしい。
つまり、自分なりの気分転換の食べ物を食べると気分が良くなると皆信じているけど、実際は気のせいで、何を食べても、食べなくても気分は回復し元に戻っていくみたい…。
う~ん…。残念な結果ですね…。



個人的考察

別に何を食べても食べなくても気分は回復するということで、ちょっと残念な気もするんですが、見方を変えるとこれは良い事とも言えるかもしれませんね。というのも、落ちた気分は時間の経過とともに勝手に元に戻っていくとも言えますから…。
因みにこのような現象はダニエル・ギルバート博士1998年の研究によれば心理的免疫システムっていうそうで、これが働いているのが原因みたいです。
人々は、ネガティブなことに対する感情的な落ち込みの持続時間を過大評価する傾向があるそうですが、心理的免疫システムが働いて自然とネガティブな感情から抜け出すことができるんだとか。
確かに当時は本当に困ってもうずっと続くんじゃないか…とか思っている事でも、1年ぐらい経つと忘れているってことはありますよね。