【加筆内容】HIITはBDNFアップに本当に良いのか?その3「SITだとどうなのか編」
昨日は普通の有酸素運動よりもHIITの方が効果が高い…!って話をご紹介しましたが、それなら同じ高強度インターバルトレーニングであるSIT(スプリント・インターバル・トレーニング)はどうなの…?って話を見ていきたいと思います。
SITと各有酸素運動のBDNFレベルを比べてみた…!
2020年のブロック大学の研究によると、SIT(スプリント・インターバル・トレーニング)と各有酸素運動のBDNFレベルを比べてみたそうです。
今回実験に参加したのは、健康な若い男性8人(平均年齢23.1±3.0歳、身長178.2±2.7cm、体重78.7±8.1kg、BMI24.8±2.3)とのことで、以下の4つの運動のうちの1つを行ってもらったそうな(トレッドミルを使用)
- VO2maxの65%で30分間ランニング
- VO2maxの85%で30分間ランニング
- SITでランニング(30秒間全力で走る→4分間休憩を4回繰り返す=合計18分間)
- 運動なし(コントロール群)
合わせて血液を採取したそうでタイミングは、運動前、運動後5分間のクールダウンが終わって30秒以内、30分後、90分後だったそうです。
結果、
- VO2maxの65%でもVO2maxの85%でもSITでもBDNFレベルがアップしていた…!
- SITは他の2つの運動、運動なしよりも明らかにBDNFレベルがアップしていた…!
- VO2maxの65%とVO2maxの85%にあんま違いはなかった…!
とのこと。
この結果に研究者曰く、
- これらの結果はSITがBDNFを分泌させ、脳の健康を促進する時短効果の高い運動であると言える
としています。