食事と扁平上皮がん(肺がん)・食道がんリスクの関係についてアンブレラレビューを行ってみた!
食事と扁平上皮がん(肺がん)・食道がんリスクの関係についてアンブレラレビューを行ってみた…!
2024年の首都医科大学の研究によると、食事と扁平上皮がん(肺がん)・食道がんリスクの関係についてアンブレラレビューを行ってみたそうです。
まず研究者たちは、該当するメタ分析をPubMed、Embase、コクラン、Web of Scienceで検索してみたそうな。次にヒットした研究を適格基準と除外基準に従って精査していったらしい。
最終的に選ばれたメタ分析は、
- 扁平上皮がんを調べたメタ分析と関連性:33件、58個
- 食道がんを調べたメタ分析と関連性:29件、38個
って感じでして、これらのデータを基に関係を見てみたんだとか。
それでは結果を見てみましょう。
【扁平上皮がんリスク】
- 説得力のあるエビデンス:ビンロウの実・高アルコール
- 非常に可能性のあるエビデンス:健康的な食事スタイル
- 可能性のあるエビデンス:果物、柑橘類、野菜、漬物、マテ茶、適度なアルコール、温かい飲み物と食べ物、熱いお茶、塩、葉酸、ビタミンB6
- その他は低いエビデンス・エビデンスなしだった。
【食道がんリスク】
- 説得力のあるエビデンス:ビタミンB6
- 非常に可能性のあるエビデンス:なし
- 可能性のあるエビデンス:加工肉、食物繊維、炭水化物、ビタミンB12
- その他は低いエビデンス・エビデンスなしだった。
ということで今回のアンブレラレビューによれば、
- ビンロウの実の摂取、高アルコールの摂取は扁平上皮がん(肺がん)リスクを上げるのはほぼ間違いなさそう……!
- ビタミンB6の摂取は食道がんリスクを下げるのはほぼ間違いなさそう……!
ってことになりましょう。
個人的考察
ビンロウの実に出くわすことは普段ないと思いますんで、禁酒をして、レバーを喰ってれば良いって感じ。まぁ上記を見るに、普通に健康的な食事をしていれば良さそうという、いつもの結論に落ち着きそうですけどね。