【加筆内容】旧石器時代(狩猟採集民)の食事をマネる「パレオダイエット」の効果を見てみよう! その30
「旧石器時代(狩猟採集民)の食事をマネる「パレオダイエット」の効果を見てみよう!」シリーズの続きです。
狩猟採集民の食生活(パレオダイエットの食事)の詳細を見てみよう…!
次に21世紀の狩猟採集民になるために人類にとって理想的な食事とはなんなのか見ていきます。
まず大枠としては、理想的な食事ってのは極端な食事制限や栄養価の偏りのある食事スタイルではないとのこと。これは多くの医療専門家が現在推奨しているものでもないんだとか。
そこで参考になるのが2002年のハーバード公衆衛生大学院のレビュー論文。この研究は、食事の心血管イベントに関する147件の研究を見直ししたという大規模なものでして、ここから最も効果的なポイントを3点挙げてくれているんですな。
早速それらを見てみますと、
って感じ。
因みに心血管疾患リスクと肉、コレステロール、脂肪の摂取量は関係がなかったみたいです。上記からも想像できる通り、大まかな特徴は、旧石器時代の食生活と一致しているんですな。もちろん時代や地域、季節や文化によって変化はあるものの、多くの類似点が一貫して共通しているのはなんとなく分かるかと。
ではここで、現在分かっている狩猟採集民の食生活(パレオダイエットの食事)の詳細について見てみましょうか。ついでに地中海式ダイエットも対比でみておきましょう。
- 項目:パレオダイエット:地中海式ダイエット
- タンパク質:高タンパク質(19~35%):中タンパク質(16~23%)
- 炭水化物:中炭水化物(22~40%):中炭水化物(50%)
- 脂質:中脂質(28~47%):中脂質(30%)
- 飽和脂肪酸:適度:低い
- 一価不飽和脂肪酸:高い:高い
- 多価不飽和脂肪:適度:適度
- オメガ3脂肪酸:高い:高い
- 食物繊維:高い:高い
- 果物・野菜:高い:高い
- ナッツ・種子類:適度:適度
- 塩(塩分):低い:適度
- 精製糖:低い:低い
- GL値:低い:低い
未加工食品を食べ、加工食品・超加工食品を食べない祖先の食事は、採取・狩猟が基本であり、そこから摂れる、食物繊維、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、低脂肪なタンパク質が多かったとのこと。
しかも典型的な旧石器時代の食事ってのは、現代のアメリカ人における一般的な食事と比較して、
- 食物繊維が2~3倍多い…!
- 多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸が1.5~2倍多い…!
- オメガ3脂肪酸が4倍多い…!
- 飽和脂肪酸は60~70%少ない…!
- タンパク質の摂取量が2~3倍多い…!
- カリウムの摂取量が3~4倍多い…!
- 塩・ナトリウムの摂取量が4~5倍少ない…!
- 精製穀物や砂糖は季節的に入手できる蜂蜜を除い全く摂取していない…!
みたい。因みに成長期は豊富な果物・ベリー類と野菜が食べられていたそうです。
未加工の植物性食品に含まれる健康効果の全てを完全に理解できていない現代では、その恩恵を確実に得る唯一の方法が、これらの食品を自然な未加工の状態で定期的に摂取することとなっておりました。
個人的考察
今回はここまで。
続きは来週です。
参考文献
最後にまとめてご紹介します。
